アナログ放送の停止が半年後に迫り、地上波デジタル対応テレビの普及が進む中、カーナビゲーションなどについている車に載せるテレビの地デジ化が大幅に遅れている。カー用品大手オートバックスセブンの調査では普及率は44%と、家庭用テレビの半分以下にとどまった。車載用の地デジ化に気づかない消費者が多いためとみられ、このままでは混乱も予想される。 車載用テレビは家庭用と同様に、地デジ対応をしないとアナログ放送の停止に伴い、番組が見られなくなる。受信には、地デジチューナー内蔵カーナビなどに買い替えるか、専用チューナーを別に取り付ける必要がある。 しかし対応は進んでいない。オートバックスが同社ホームページにアクセスした500人を対象に調査をしたところ、地デジ化が「まだ」の人が54%、「地デジ化したかどうか分からない」が2%で、認知度の低さが目立った。 このため各社は、店内でアナログ放送終了を告知する掲