新型コロナウイルスの変異ウイルスが、従来のウイルスより感染しやすくなるメカニズムの1つを立教大学などのグループが、スーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーションで解明しました。 グループでは変異ウイルスの感染力の高さを裏付ける結果だとしています。 研究を行ったのは、立教大学と神戸大学などのグループです。 新型コロナウイルスは、表面にある「スパイクたんぱく質」が人の細胞の特殊なたんぱく質と結び付くことで感染しますが、グループではたんぱく質の分子の間に働く力を最新のスーパーコンピューター「富岳」を使って解析しました。 その結果、イギリスで最初に確認された「N501Y」と呼ばれる変異があるウイルスでは、「スパイクたんぱく質」の先端の一部分が変化したことで、細胞のたんぱく質と引き合う力が、従来よりも1.03倍高まっているという結果になったということです。 また「N501Y」に加えて「E48