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  • 0911 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    テレヴィジオン ジャック・ラカン 青土社 1992 Jacques Lacan Television 1974 [訳]藤田博史・片山文保 今宵はクリスマスだ。キリスト教がオシリスとイシスの伝説とミトラス教の教義にヒントを得て、そこに冬至伝説と「油をそそがれた者」のイコンを加え、イエスの誕生日をつくりあげたクリスマス。けれども、独学のクリスマスもあっていい。今宵はそんな気分になっている。 一九七三年のクリスマス前後、ジャック・ラカンはフランス放送協会の要望に渋々応えて、テレビでの質疑応答に出演した。いつもの通りの晦渋な受け答え。インタビュアーはジャック゠アラン・ミレール。テレビだということもあって、視聴者を意識して質問を絞りこんでいる。書はそのテクストの再現だ。ルビの多い翻訳もなかなか工夫されている。 ぼくはかねてからラカンの紹介にあたっては、いったい何をどのように料理しようかと何度となく

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