日本から海外文学の灯が消える? 普段なにげなく、日本人作家の書いた小説を読んでいると、ふと「後に文豪と言われるような作家は、過去にどのような本を読んでいたのだろうか」なんてことを思ったことありませんか? え、ない? いや、ないと話が先に進みませんので、あるということにします。 著名な作家たちは、誰の作品に影響を受けたのか……もう気になって気になって仕方ないので、さっそく図書館へ…ではなくWikipediaで調べてみると、次のようなことが分かりました。 日本人で最もノーベル文学賞に近いと言われる村上春樹は高校時代にカフカを愛読し、国語教師である親に反発して外国文学を読んでいた。日本人として二人目のノーベル文学賞受賞者である大江健三郎は、英米文学からフランス文学まで幅広く愛読していたことで知られている。また、日本人初のノーベル文学賞作家である川端康成は、もともと英文学専攻で大学時代にはドストエ