「国防大臣による傀儡政権が暴走し、侵略しようとする傭兵部隊へミサイルを発射したところ狙いが外れて油田に命中、深刻な環境汚染を引き起こす」「少数民族が古からの民族の土地で独自の宗教国家設立の動き」「戦争で他国を征服して世界制覇を狙う独裁者に、閣僚によるクーデターが勃発」「ある海洋国が津波に襲われて産業の大半が崩壊。さらに海洋汚染、ハリケーン、原発での炉心溶融まで発生し、壊滅的打撃を受ける」「貧国の国防大臣が、首相の命令に逆らって軍事作戦を展開。隣国の油田地帯へ派兵し、これを占拠する」…といっても、これは現実のニュースではない。これらを引き起こしたのは、すべて小学4年生。アメリカ人教師ジョン・ハンター氏が、1978年に考案した「ワールド・ピース・ゲーム」という世界平和を目指すゲームを使った小学校の課外授業での出来事だ。 関連情報を含む記事はこちら 「ワールド・ピース・ゲーム」とは、1.2メート