11月23日(水・祝)、名古屋のちくさ正文館本店2階にて、午後3時から『「本屋」は死なない』(新潮社)刊行記念として、著者の石橋毅史さん(出版業界紙「新文化」元編集長)と本書のキーマンともいうべき、東京・雑司が谷、ひぐらし文庫店主、原田真弓さんのトークがおこなわれた。会場は席がすべて埋まり、立ち見までいらして、目算で50人くらいが集まっていた。すでに石橋さんは、刊行前の10月17日に、版元ドットコム主催のトークをおこなっており、ご自身でまとめたものを発表されている。採録・刊行プレトークイベント“『「本屋」は死なない』への想い”http://www.hanmoto.com/diary/2011/11/09/564/今回2時間あまりに渡っておこなわれたトークの模様をまとめるにあたって会話部分を忠実に起こしたところ3万字ほどになった。講演や対談などでは往々にしてあることだが、その場ではわかったよ
トップ > 経済 > 速報ニュース一覧 > 記事 【経済】 三省堂を移転 JR東海、名駅前の新ビルに 2011年12月15日 19時53分 JR東海は15日、名古屋駅前に2016年度完成予定の新ビルに、隣接のJRセントラルタワーズに入居している三省堂書店を移転すると発表した。売り場面積は3300平方メートルと現在の1・7倍に増床し、1フロアの書籍売り場としては東海地方で最大級になるという。 三省堂は、新ビル1~14階の商業フロア(延べ床面積約11万平方メートル)のうち8階に入り、蔵書数は現在の43万冊から100万冊に増える。三省堂はタワーズが完成した1999年当初から11階に入居。新ビルに建て替える旧名古屋ターミナルビルにも店舗があった。 三省堂移転後に空くタワーズの売り場は、ジェイアール名古屋高島屋の増床などを検討する。新ビルは通勤者らの利用を見込み、13、14階の一部にフィットネスクラ
2011年の文学は、1月の芥川賞で華やかに幕を開けたはずだった。 文学一家に育った朝吹真理子(26)『きことわ』(新潮社)と中卒元フリーターの西村賢太(44)『苦役列車』(同)のダブル受賞。時間や記憶の揺らぎをイメージ豊かにつづる佳品と、港湾労働に従事する男の不器用な青春を描く私小説の好対照が話題を呼んだ。 だが高揚した空気は、3月11日の東日本大震災が吹き飛ばす。まず声を挙げたのは詩人だった。福島在住の和合亮一(43)は、震災6日目から、災害と原子力発電所の事故の衝撃を詩に託し、「詩の礫」と題してツイッターで発信を始める。 <放射能が降っています。/静かな夜です。/ここまで私たちを痛めつける意味はあるのでしょうか> 切実な表現が反響を呼びフォロワーは1か月で9000を超え、単行本化される。だが続編『詩ノ黙礼』(新潮社)は「ツイッターは文字による発声だ。(略)活字として定着させた場合、言葉
あんまり脈絡無く話したので最初の質問がなんだったか実はよく覚えていないのですが、本の中でもあの場の話でも棚や店作りの「職人(もしくは棚や店作りにやむにやまれぬ情熱を傾けられる個人)」と「ビジネス」との微妙な距離感というか、予測はされたかもしれないが結果的に意図せず発生してしまったズレの問題を感じました。 職人が力を発揮できる「場としての書店」、それはカッコ付きの「本屋」と同様に単に物理的な場のみを意味しているわけではなく、もちろん、やってくるお客さんや地域とのつながりだけでもなく、ともに働く人々や店舗が店舗として成立するための豊かな諸々を背景に抱えているものであろうと思います。 会社という単位で場を変えた時に以前とまったく同じというわけにはいかないのは当然の話ですが、それにしても石橋さんが語ろうとしたカッコ付きの「本屋」というのはあまりに「場としての書店」と密接に結びついているのではないか
出版4団体で構成する出版流通改善協議会の「再販関連」会員説明会が12月8日午前11時から日本出版会館で開かれた。 説明会では『2011年出版再販・流通白書 №14』の概要が説明されたほか、ドイツ・フランスの出版物価格拘束法や、ドイツの出版流通の現状について報告が行われた。 開会にあたって出版流通改善協議会・相賀昌宏委員長(小学館)は「日本の出版物再販は独占禁止法の適用除外となっているが、ドイツやフランスは文化的な意味から書籍の価格拘束を別の法律で定めている。 諸外国の状況も研究しながら、デジタル化が進展する中で、全体的なバランスとして価格はどうあるべきかといったことも考えていきたい」とあいさつした。 出版流通改善協議会・早川三雄委員(小学館)が出版再販・流通白書について、東日本大震災に対する出版業界各団体の取り組みや、電子書籍をめぐる状況、公正取引委員会が実施した著作物再販ヒアリングや
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