5月上旬の刊行予定です。 ISBN978-4-305-70806-9 C0095 四六判・並製・カバー装・436頁・口絵7頁 定価:本体2,200円(税別) 〈獄中〉のことばが社会と文学のなかで特権的な意味を持ち続けてきたのはなぜか。 過剰な言葉あふれる〈獄中〉。そのダイナミックな営みの歴史的記憶を明治期からたどる書。 様々な意味やコンテクスト、そして同時代的な欲望が多様に交錯し、化合することによって生み出されてきた、イメージと記号が重なり合う入れ子型の空間であった〈獄中〉。その中で育まれた近代日本文学の想像力は、現代日本の言説空間にも、いまだ影響力を与え続けている。一体そこでは何が起こっていたのか。明治期から平成にいたるまで、検証していく。付録「〈獄中〉言説年表」(明治期〜一九九〇年代まで)。 【近代日本文学が抱え込んできた歴史性を示す言説として、一連の〈獄中〉言説とその表象の展開、そし
HOME新刊案内五十嵐日記刊行会『五十嵐日記 古書店の原風景―古書店員の昭和へ』【五十嵐智/河内聡子/中野綾子/和田敦彦/渡辺匡一編】(笠間書院) 11月下旬刊行予定です。 五十嵐日記刊行会『五十嵐日記 古書店の原風景―古書店員の昭和へ』(笠間書院) ISBN978-4-305-70755-0 C0000 A5判・並製・カバー装・328頁 定価:本体2,400円(税別) 昭和28年、地方から一人上京し、 ひたむきに古書店で働く五十嵐青年の日常――。 早稲田で50年近い歴史を持つ、日本文学や日本史に強い古書店、 五十嵐書店を創業した五十嵐智氏の若かりし頃の日記。 19歳の時山形から上京し、神田の古書店南海堂で10年間働いた後独立した。 本書はその間の独立前夜の日記である。 日記の内容を助ける資料として、日記に登場する人名を索引形式で人名一覧にまとめたほか、関連資料として五十嵐家の家系図、五十
11月上旬の刊行予定です。 渡部泰明編『和歌のルール』(笠間書院) ISBN978-4-305-70752-9 C0092 四六判・並製・カバー装・168頁 定価:本体1,200円(税別) これだけ知れば楽しく読める10の和歌のルールをやさしく説明 ! 高校の教科書に載っている作品を中心に、和歌の魅力を味わうのに十分な10のルールを選びました。 初めて和歌を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な和歌案内書です。 ルールさえ知っていれば、今よりずっと楽しめるようになるのです。ルールといったってずいぶんたくさんあるのだろうなあ、と不安にならなくても大丈夫です。どんな競技でも、基本的なルールはそう多くはないでしょう。 そのルールのうち、とくに基本的なものを解説するのが本書の狙いです。 これだけ知っていれば、和歌の一番大事な魅力を味わうのに十分、というルールだけを選び出しました。
HOME新刊案内金水敏・田中ゆかり・岡室美奈子編『ドラマと方言の新しい関係 『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまちゃん』へ』(笠間書院) 8月上旬刊行予定です。 金水敏・田中ゆかり・岡室美奈子編 『ドラマと方言の新しい関係 『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまちゃん』へ』(笠間書院) ISBN978-4-305-70726-0 C0081 A5判・並製・104頁 定価:本体800円(税別) 近年、方言がドラマにおいて果たす役割がきわめて重要になってきた。 例えば、『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまちゃん』…。 本書は、言語研究の立場から、ドラマの方言を捉え直します。 果たして、ドラマの方言が変わってきているのか。 それとも、方言がドラマを変えたのか。 実際にドラマのことば指導を行っている俳優や、NHKのドラマ制作班の方々を迎え、その謎を考え、「ドラマ方
7月上旬刊行予定です。 和田敦彦『読書の歴史を問う 書物と読者の近代』(笠間書院) An Inquiry into The History of Reading: Readers and Print Culture in Modern Japan ISBN978-4-305-70736-9 C0000 A5判・並製・カバー装・288頁 定価:本体1,900円(税別) 読者、読書の歴史をどうやって調べ、学んでいけばいいか。 何のためにそれを学び、そこからどういうことが分かるのか。 読書の歴史についての学び方、調べ方を考える書。 書物の出版、検閲、流通、保存は、読者の歴史とどうかかわってきたのだろうか。 「昔」の読書を探ると、「今」が見えてくる。 現在とは異なる時間、異なる場所の、読者や読書の魅力をも伝える書。 【書物が読者にたどりつき、読まれていくプロセスに関心を向け、その歴史をとらえていく
2月下旬の刊行予定です。 福島直恭『幻想の敬語論 進歩史観的敬語史に関する批判的研究』(笠間書院) ISBN978-4-305-70686-7 C0081 定価:本体2,200円(税別) 四六判・上製・カバー装・238頁 「敬語」とはいかなるものか。ほんとうに存在するのか。 当たり前とされている敬語システムは、日本文化の優越性を唱えた近代の想像上の産物にすぎない。 システムの存在を前提とした敬語史研究の問題点を明らかにして、言語の歴史的研究の、学術的・社会的意義を問いかける書。 【敬語とは近代の産物である。近世以前の日本語に敬語体系を見出したのは、近代以降の日本語話者が獲得した敬語体系という認識上の枠組みを、それ以前の日本語に投射するという操作をした結果である。しかし従来の多くの敬語研究では、日本語の中に敬語体系が所与のものとして存在するということを前提としてきたといえる。…つまり日本語と
7月中旬の刊行予定です。 鈴木泰『語形対照 古典日本語の時間表現』 ISBN978-4-305-70593-8 C0081 菊判・並製・カバー装・308頁 定価:本体1,900円(税別) 古典日本語の時間表現には、どのような体系と意味の対立があるか。 その表現を容易に対照できるようにした新方式の書。 見開き2ページを4象限に分割し、ひと目で動詞の語形相互を対照できる、版面分割方式を採用。 ▼本書では、文法的意味はまず第一に述語になる動詞の語形の変化によって表されるのだという、いわゆる形態論の立場にたって議論する。 ▼言語の形態論的システムは、対立・中和・競合の三つの作用で成り立っている。こうした関係も本書ではわかりやすく説明する。 ▼〈表出〉と〈記述〉という言語機能の面からもアプローチ。 ▼【概説編】で大枠をつかみ、【用例編】で確認する。 【一般に言語においては、単語の文法的意味は、その単
6月上旬の刊行予定です。 国文学研究資料館編『古典籍研究ガイダンス 王朝文学をよむために』 ISBN978-4-305-70594-5 C0095 A5判・並製・カバー装・464頁 定価:本体2,800円(税別) 古典籍にはどのような情報が含まれているのか。それらの情報はどのようにして引き出して、研究に役立てていくことができるのか。 研究方法と成果をわかりやすく紹介する本です。 王朝文学についてより詳しく知りたい、もっと深い知識を身につけたい、自分自身の力で調べ考えたい方へ。 古典籍を自分の力で、どう調べ、どう考えればいいのか。必携の入門書です。 ●執筆者一覧[掲載順] 浅田 徹/寺島恒世/古瀨雅義/藤田洋治/妹尾好信/鶴崎裕雄/齋藤真麻理/藤島綾/山本登朗/松原一義/伊藤鉄也/今西祐一郎/原 豊二/勝俣隆/西本寮子/小川陽子/福田景道/久保木秀夫/小林一彦/田渕句美子/小林健二/日下幸男
江上敏哲『本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究』 ISBN978-4-305-70588-4 C0000 A5判・並製・カバー装・296頁 定価:本体1900円(税別) ○本書をオープンアクセスにいたしました。以下よりPDFをダウンロードできます。 https://kasamashoin.jp/shoten/ISBN978-4-305-70588-4.pdf 日本人の知らない「海外の日本図書館」。そこはどういうところで、今、何が必要とされているのか。 海外で日本について学ぶ学生、研究者、そのサポートをする海外の日本図書館について紹介し、その課題やニーズに日本側からどう応え、資料・情報を提供・発信していけばいいのかを考える本です。 本書では、海外の日本図書館やそのライブラリアンについて、資料・蔵書の様子、資料・情報の流通・提供・利用の様子、図書館・ライブラリアンによるサービス・サポ
既に、ひつじ書房のサイトで報じられている通り、大修館・月刊言語、本年12月号をもって休刊ということが発表された。 以前からそんな噂は聞いていて、どうやら本当っぽいと分かったのがつい最近。 念のため電話で確認したところ、本日広告代理店に告知をしたそう(2009.8.19)。 理由については、編集部によると、「経営判断としかいいようがない」。「大分前から単体としては赤字」だったそうで「ここにきて売上・部数が下がった」ということでした。 月刊言語には、小社は、現代日本語を対象とする本が少なかったこともあって、あまり積極的に広告は出稿していませんでしたが、たまには、本の紹介をしてもらえることもありました。 残念、としかいいようがないのですが、ある親しい出版社の方が言っていたのですが、「今年はみんなどんどん止めていくので、ちょうどいいのかも」と。そんな風には思いたくはないですが、そう、邪推したくなる
衝撃的なニュースが、連休明け小社に届きました。 学燈社、「国文学」「学燈」が休刊になります。 「国文学」創刊(昭和31年4月)以来54年 「学燈」創刊(昭和23年4月)休刊62年 続いた雑誌です。 最終刊行は「国文学」7月号(6月11日発売)。「学燈」(6月6日発売)。 最近でた、臨時増刊「 新発見資料が語る—-万葉考古学 國文學第54巻第6号2009年4月」が、近年まれに見る充実ぶりだったので(私(岡田)はずいぶんこの本に励まされました。まだまだやれるじゃねーか、国文学、と思って…)、本当に本当に、残念です。 「書籍」については従来通り営業していく、としています。 今後の動きに注視していきたい、です。 学燈社の公式サイトはこちら。 http://www.gakutousya.co.jp/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く