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ブックマーク / www.mishimaga.com (152)

  • 自分の足元から少しずつーー「思いっきり当事者」として | みんなのミシマガジン

    第78回 自分の足元から少しずつーー「思いっきり当事者」として 2020.01.01更新 あけましておめでとうございます。 年が皆さまにとりまして豊かな一年でありますように。そう祈念して、この文章を記したく思います。 * 「自分たちの手で 自分たちの生活 自分たちの時代をつくる」 2015年10月、この言葉を掲げて、ミシマ社初の雑誌「ちゃぶ台」は創刊しました。以来、年に一度の刊行を重ね、昨年10月にVol.5「宗教×政治」号を出しました。 最新号を「宗教×政治」号とした理由は、端的に言えば、このままではいけない、という抜き差しならない思いがあったからです。全方位にわたって、このままではいけない。放っておいたら、自分たちの生活が根こそぎ崩されてしまう。5年前に「ちゃぶ台」を創刊したときより、はるかに強い危機意識が自分のなかでありました。 何がこのままではいけないか? 大きくは、気候危機、環

    自分の足元から少しずつーー「思いっきり当事者」として | みんなのミシマガジン
  • 第62回 禁じ手解禁? 3年ぶりの新シリーズ|ミシマ社の話|みんなのミシマガジン

    bookseller56
    bookseller56 2018/01/09
    「これまで以上に、マーケティング主導の世間の流れを断ち切り、新たな気持ちのいいちいさな流れを生み出したい。そんな強い意思をもって、立ち上げます」
  • 第29回 本屋さんの仕入れ|じゃり道本屋さん日記|みんなのミシマガジン

    2017.06.25更新 先日、「ミシマ社の屋さん」営業日にご来店くださったお客様から、「ここに置いてあるは、どういう基準で選んでいるのですか?」というご質問をいただきました。 まずは、自社の刊行物。これはすべて置いています。そのほか、よその出版社のでも、いくつかの社については、を直接仕入れさせてもらって、販売しています。 ここでは、「直接仕入れ」というのがミソです。通常、書店は「取次(問屋さん)」と取引をしており、そこからや雑誌が届くようになっています。基的に出版社というのは、小売りと直取引はしないものです。(そういった業界慣習にありながら敢えて直取引をメインに営業している出版社もあるのはご承知の通りで、ミシマ社もそのひとつです。) さて、「ミシマ社の屋さん」の場合は、あまりにも規模が小さいこともあって、取次との取引はありません。ですが、小さくても「お店」である以上、やっぱ

    第29回 本屋さんの仕入れ|じゃり道本屋さん日記|みんなのミシマガジン
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    bookseller56 2017/06/26
    「この目の前のお客様と、ここに置かれた本を介して、なにか、この方と言葉にできない領域で共鳴・共感をしたのだ! 仕入れた本が売れていくということのうれしさ」
  • 第193回 ずっと、笑いに関する仕事につきたかった(木下晋也さん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン

  • 伝説リターンズ〜〜あのミシマ社初期メンバーが一夜限りの復活!?(1)|今月の特集2|みんなのミシマガジン

    2016年12月16日。あの伝説の漢(おとこ)がミシマ社に再び姿を現しました。その名も大越裕。ミシマ社初期メンバーの一人です。代表・三島の著作『計画と無計画のあいだ』のなかでも常に伝説的なエピソードとともに登場し、隠れファンも多いという噂。そんな大越さんが、ミシマ社創業10周年となる年に、代表・三島、営業・渡辺と共に語り合いました。 2017.01.09更新 大越さん、お久しぶりです! 三島今日はお越しいただいて、ありがとうございます。おかげさまで2016年10月で、ミシマ社は10周年を迎えることができました。振り返ってみると、ミシマ社最初のは2006年12月に出した『当は知らなかった日のこと』という、まだ僕が一人出版社だった時代に作ったです。そのを出した直後に来てくれたのが、営業チームリーダーの渡辺であり、今回のゲストでお呼びした大越さんでした。では、簡単に自己紹介をお願いしま

    伝説リターンズ〜〜あのミシマ社初期メンバーが一夜限りの復活!?(1)|今月の特集2|みんなのミシマガジン
  • 光嶋裕介×三島邦弘×大井実トークショー「これからの街」を考えよう ~建築・出版・書店、それぞれの視点から~(1)|本のこぼれ話|みんなのミシマガジン

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    bookseller56 2016/11/15
    「図面を書いて、それを再現するだけでは、『完成(竣工)』しただけで終わってしまいそうな気がする。それが怖いので、ぼくは現場で色んなことを考え続けて、アイデアを更新し続けたい」
  • 第56回 RIVER WALK|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    生きていく人を、明日へと導いてくれるものはたくさんある。というより無限にある。 夢、希望、憧憬、目標、愛情、恋情、友情、家族、名誉、栄誉、報酬。時には一杯のコーヒーや金曜日の乾杯だったり、人によってはオリンピックの金メダルだったりもするだろう。 編集者・若林輝の場合、人より大きな意味を持っているのは「言葉」である。ある言葉がこの世界に存在することで、明日へと導かれている。人はあまり自覚していないが、確実に導かれている。 RIVER WALK リバーウォーク、川歩き。響きも存在感も、とても美しい言葉だ。 「いや、別に言葉の響きが綺麗とか、そんなふうには思わないんです。僕にとって、川を歩くことは単純にずっと好きなことで、揺るぎないことで、偽りのないことで、幸福になれることなんです。ただそれだけで」 現在44歳の若林は、9歳の頃、父親に連れられて足を運んだ多摩川に魅了された。当時は今よりずっと

    第56回 RIVER WALK|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン
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    bookseller56 2016/11/12
    「編集者・若林輝の場合、人より大きな意味を持っているのは『言葉』である。ある言葉がこの世界に存在することで、明日へと導かれている」
  • 松家仁之×光嶋裕介 これからの建築を語る(1)|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    先月9月17日、建築家、光嶋裕介さんの著書『これからの建築 ~スケッチしながら考えた』が発売となりました。 みんなのミシマガジンでの連載「これからの建築スケッチ」を大幅に加筆修正して1冊となった書は、内田樹先生の凱風館や、アジアン・カンフー・ジェネレーションの舞台などを手がけてきた、現在37歳の光嶋さんが、未来の40代、50代になった自分に向けて綴ったマニフェストのような一冊です。 書の発売と時を同じくして、光嶋さんは外苑前の画廊「ときの忘れもの」にて、ドローイングの個展を開催。その会場で、光嶋さんたっての願いで、小説家で、敏腕編集者でもある松家仁之さんとの対談が実現しました。 松家さんから見た、建築家・光嶋さんの特徴とは、そして、建築家を主人公にした小説『火山のふもとで』を書かれた松家さんに、光嶋さんがどうしても聞きたかったこととは。3日間にわたってお送りします。お楽しみください。

    松家仁之×光嶋裕介 これからの建築を語る(1)|今月の特集1|みんなのミシマガジン
  • 第58回 クオリティを超えて|ミシマ社の話|みんなのミシマガジン

    2016.10.14更新 「10周年イベントはしないんですか?」 ときどき、そんなふうにお声がけをいただきます。 何人かの方々は、10周年パーティーといったものをイメージされているようです。 たしかに、お世話になった方々をお招きして、そういう機会をもつのが、会社としてただしいあり方だと思います。10周年というのは、一度きりのことですし、これ以上の区切りはありませんので。 それを重々承知のうえで、そのような晴れがましい場をもつにはまだ早いという思いがあります。 いまは、その自分のなかの声にしたがうことにしました。 その代わり、というわけではありませんが、パーティー以上に喜んでいただける機会をつくっていきたいと考えています。 そのひとつは、「創業10周年記念イベント」の各地での開催です。 できるだけ多くの場所で、直接、読者の方々へ御礼を申し上げたいのです。 この10年、読者の方々がミシマ社の

    bookseller56
    bookseller56 2016/10/14
    「クオリティの高い・低いだけに固執していては、どこまでも『商品』にとどまってしまう。商品力の高いものは生まれるかもしれないが、『生物』の域までいくことはできない」
  • 第186回 一日の仕上げに、本に触りたい|本屋さんと私|みんなのミシマガジン

    歌人であり、エッセイ、絵など幅広く活躍されている穂村弘さん。 その作品には、穂村さんならではの言葉たちや、世界に及び腰な姿(これがまた素敵なのだからすごい)、ほかにない眼差しが込められていて、つい引き込まれてしまいます。 歌集『シンジケート』でデビューして以来、数多くの読者を虜にしてきた穂村さん。そんな穂村弘さんの最新エッセイ集『鳥肌が』(PHP研究所)が2016年7月に刊行されました。 小さな子どもと大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。自分以外の全員は実は......という状況がこわい。あらゆる違和感や「ズレ」の瞬間をあつめたエッセイです。 雑誌『PHPスペシャル』での連載がまとまった書。連載の担当編集者が、ミシマガジンでも「よろしな。」でおなじみの丹所千佳さんなのです。 ミシマ社編集部のなかにも穂村さんファンは数多く、そんなご縁もあったことから、『鳥肌が』の刊行記念として、京都

    第186回 一日の仕上げに、本に触りたい|本屋さんと私|みんなのミシマガジン
    bookseller56
    bookseller56 2016/09/28
    穂村弘さんインタビュー。「三月書房はあの古びた佇まいのなかのセレクトの濃度がすごかった」「本の並びを見ていって、その中に一人だけ知らない作家さんの本があると、それがどういう本かちゃんとわかる」
  • 第54回 生まれながらの|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    2016.09.09更新 午前中の対局に敗れたという一報が記者室に舞い込んでも、彼が昇段を逸することはないだろうな、という思いは変わらなかった。根拠はない。ただ、世の中にはそのような種類の人がいるのだ。 9月3日、将棋の棋士養成機関「三段リーグ」最終日。29人の三段がわずか2枠の四段(棋士)昇段を目指し、半年間にわたって続けた戦いに決着が着く一日だった。 普段は見知った人しかいない将棋会館が見知らぬ人々で埋め尽くされていた。今期からリーグに参加した藤井聡太三段が即昇段するかどうか、という注目は、もはや将棋界の範疇を超えていた。理由は単純で、彼がまだ14歳になったばかりの少年だからだ。 1954年、加藤一二三・現九段が史上最年少棋士となり「神武以来の天才」と言われたのは14歳7か月だった。藤井が昇段を果たせば、14歳2か月。62年ぶりに最年少記録を更新することになる。年少記録で続くのは谷川浩

    第54回 生まれながらの|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン
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    bookseller56 2016/09/09
    「将棋の神は、晩成ではなく早熟に寄り添うのである。ちょっと偏りすぎじゃないですか、と愚痴をこぼしたくなるくらいに」
  • 第53回 HANG TIME|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

  • 第181回 買い物自体は悪じゃない(山内マリコさん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン

  • 第52回 果|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    2016.07.08更新 昭和47年3月。 明日への不安に支配された東京・三宿の安アパートで、喜和は小さなテレビに映されるワイドショーを眺めていた。 参院議員になったばかりの野末陳平が得意の姓名判断を披露するコーナーだった。 野末は、ある出演者の名前を占いながら言った。 「あなたの名前は漢字が左右対称なので、運勢は~」 喜和は面白いものだな、と思った。 名前について考えるのに、左右対称とか非対称とかいう概念が存在するのだと。 物心ついた頃から、喜和は自分の名前が好きではなかった。 姓が「伊藤」のため、2文字目の「藤」という画数の多い文字を書いた直後に、再び「喜」なる一字が続くのは均衡を欠いていると思えた。 名前の2文字の中に「口」が3つも含まれているのも嫌だったし、読み方からして「よしかず」と濁って締めくくられる語感が好きにはなれなかった。 何より、将棋という勝負の世界で生きるようになって

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  • 第178回 『ガケ書房の頃』ができるまで(山下賢二さん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン

    これまでも、「屋さんの遊び方」や、「屋さん発・番外編」などにもご登場くださり、ミシマガジンではおなじみの山下賢二さん。 記事にもある通り、現在はガケ書房を改名・移転し、ホホホ座のメンバーとして活躍されています。 そんな山下さんが、夏葉社から単著を出されたということで、メンバーもカメも(ガケ書房の亀は、今、ミシマ社の屋さんにいるのです。詳しくはこちら!)興味津々。 そして書、あらゆるベストセラーをさしおいて、なんとミシマ社の屋さんの2016年春の売上(2月〜5月)で1位に輝きました。このの執筆時のエピソードや、のこと、そして屋さんのこと、山下さんに伺いました! これからミシマ社からホホホ座編集のも出る予定ですので、どうぞお楽しみに。 ―― 『ガケ書房の頃』は、どういうきっかけでつくられたのでしょうか? 山下夏葉社の島田さんからお願いされたんです。3年前ですね。島田さんが新刊

    第178回 『ガケ書房の頃』ができるまで(山下賢二さん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン
  • 第51回 天の川と木村|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

  • 第50回 人工知能について語る時に羽生の語ること|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    2016.05.13更新 「人工知能と対戦してみたい思いはありますか?」 いつもの質問だ。 私は思った。 何度も繰り返された問いは、どこにも行き着かずに彷徨うことになるだろう。今までと同じように。 ところが、壇上の羽生善治は、照れ笑いと苦笑いを足して2で割ったような微笑を浮かべ、言った。 「えーっとですね。ちょっとタイミング的な問題が少しありまして、番組が放送されるのが5月15日なんですけど、その段階ではちょっとそのことについてはまだ何も言えないということなんです。まあ、あの...近々のうちに何かしらのアナウンスはあると思います。申し訳ありませんが、それ以上はまだ言えないんです」 解釈に幅はあるが、含みを持たせる言葉であることは間違いなかった。 羽生と人工知能(あるいはコンピュータ)の勝負という将棋界にとって極めて大きなテーマが動き始めていた。 5月9日、NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽

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  • 第175回 『バイエルの謎』 の謎に迫る!(安田寛さん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン

    のピアノ学習者で知らないものはいない、というほどの知名度を誇るピアノ教則「バイエル」。幼稚園や小学校の先生の募集要項などでは、ピアノをどのくらい弾けるかのひとつの基準にすらなっています。しかし、この教則を作ったフェルディナント・バイエルという人物は、長年謎に包まれていました。その人を追い、この教則「バイエル」がなぜここまで日に普及したのかを追った書は、その名も『バイエルの謎』。ミシマ社でもお世話になっている最相葉月さんの解説も絶品です! 著者の安田寛先生に、のことに音楽のこと、そして屋さんについてを伺いました! 2016.05.02更新 ―― 『バイエルの謎』を読んで、ピアノ教則「バイエル」の聴こえ方が変わりました。 安田そう言っていただけると嬉しいです。バイエルは単純な繰り返しが多く、それに小さい頃に無理やり「やらされた」思い出として残っている方も多いと思います。しか

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  • 第20回 本屋さんのバランス|じゃり道本屋さん日記|みんなのミシマガジン

    2016.05.01更新 「ここのはどういった基準でえらんでいるのですか?」と、ここ数日立て続けに聞かれました。「基準は」と言われると答えるのがむづかしいのですが、はっきり一言で言うとすれば「売れるを置く」ということかもしれません。 何年も売れないをセレクトして棚に並べてもなにもおもしろくない。どんなに思い入れのあるでも売れなければ意味がない。売れる工夫をして、が売れて棚が空いて、またそこに新しいを仕入れて。その繰り返しです。あれは売れたか、じゃあこれはどうだ、売れるかな?あ、見てる見てる、どうですか?買いますか?おもしろいですよソレ、ダメですか、そうですか、また来てくださいね。と、店番をしながらお客さんの手元を観察しています。 「店の品揃えはお客さんとの綱引きだ」ととあるお店の店主が書いていました。お店に来る人の欲しいものと、店主の売りたいのちょうどいいところを引いたり引か

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  • 王子エフテックス・富澤さんと探る 紙、入門!(2)|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    わたしたちは毎日なにかしら「紙」に接しています。 なにより、という形を成しているのもすべて「紙」によるもの。いや〜、紙って偉大だなあ。でも実はこの紙にもいろんな種類があり、「このには何の紙があうかな」「あれかな〜」「いや、こっちだろう」なんていう思考を毎回巡らせていること、ご存知ですか? じっくりを眺めてみると、このとあの文用紙は違う紙で、こっちののカバーをめくると、なんだかキラキラした紙が......というように、に使われている紙にも当にいろんな種類があるんです! 紙のことをもっと知りたい!と、王子製紙・苫小牧工場や王子エフテックスの新富士にある工場にお伺いしてきたミシマ社一同。 しかしもっともっと当に入り口を、お伝えできていなかったのでは...? と思い、いつも「紙版ミシマガジン」でもお世話になっている王子エフテックスの入社2年目・富澤明子さんを突撃してきました。

    王子エフテックス・富澤さんと探る 紙、入門!(2)|今月の特集1|みんなのミシマガジン