(写真:春の吊り飾り) 人生には、何回も卒業式があります。 幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、自動車学校を含めても良いかも知れませんね。定年も、長らくお世話になった職場からの卒業式です。 卒業式とは、それまでの学び舎で良く学び、自己研鑽に努め、そして習得をしたことに対する認定の場です。昔なら免許皆伝でしょう。そしてもう一つの意味は、ここで身につけたことを活かして、これからもっと大きな世界で活躍しなさいという壮行会です。 ですから、卒業式とは一つのゴールではありますが、次のステージへの通過点に過ぎません。そして、人生の卒業式までは、学びと研鑽の日々は続きます。では、その人生の卒業式とはいつのことでしょうか。ある人は、それを「人生の卒業式は臨終と心得よ」と教えています。つまり、幾つになっても人間は、良く学び、よく研鑽し、油断があってはなりませんよ、ということなのです。大事をなしながら晩年気を