電子写真立てにおける3D表示を想定した実演。ただし,電子写真立ては用いておらず,壁に埋め込んだ液晶モニターを使用 富士フイルムは,「FinePix Real 3D System」をカメラ関連の展示会「photokina」に出展した。このシステムは,世界で初めて3次元(3D)の静止画と動画を撮り裸眼で見ることができるコンパクト・カメラと,裸眼に対応したデジタル・フォト・フレーム(電子写真立て),立体的に見える写真の印刷方法で構成する(関連記事,ニュース・リリース,機能を紹介する動画)。同社は2009年中の商品化を検討している。 システムの構成要素の概要は以下の通り。 ■デジタル・カメラ(動作する試作機) ― 二組のレンズと撮像素子で同時に撮影。レンズ間の距離は,ヒトの両目の距離に相当する6~7cm。3D化しないときには,左右のズーム倍率や露出を変えて2D画像を撮ったり,2つの2D画像からパノ