「インドではトイレの数よりも携帯電話の数のほうが多い」という、冗談のようなタイトルのレポートが以前、国連のレポートで報じられた。 キャッチーなタイトルだが、要は携帯電話はインドの市民にとって、トイレ以上に身近で必要なモノになっている、ということを言っているわけだ。 ただし、このレポートが発表されたのは昨年の春のこと。さらに当たり前のように、インドでは携帯電話が普及している。都市では至る所で携帯電話を販売する店があり、携帯電話会社の広告が掲げられている。 インド政府の関連組織「TRAI(Telecom Regulatory Authority of India)」の発表によれば、インドの人口12億1000万人のうち、2011年7月末の段階でインドにおける携帯電話の利用回線数は8億5837万にもなるという。 ちなみに固定電話の契約回線数が3418万で、インターネット契約回線数が1869万(20