The U.S. Supreme Court building stands in Washington, D.C. Photographer: Stefani Reynolds/Bloomberg 幼少期に親に連れられて米国に不法入国した若者「ドリーマー」の在留を認める措置(DACA)について、米連邦最高裁判所は18日、トランプ政権が計画している撤廃を阻止した。 今回の判断は賛成5、反対4。トランプ政権はDACAを撤廃する前に選択肢や影響を十分に検討しなかったと指摘した。DACAはオバマ前政権下で2012年に導入された制度で、67万人の不法移民を強制送還から保護している。 リベラル派判事に加わり賛成したジョン・ロバーツ最高裁長官は、DACAの撤廃は「恣意(しい)的であり、一貫性に欠ける」として、行政機構に適用される連邦法に違反すると意見書で説明した。反対したのはクラレンス・トーマス、サミ