ベストセラー「バカの壁」で知られる解剖学者、養老孟司(84)が新著「ヒトの壁」を刊行した。新型コロナ禍で浮き彫りになった、ヒトの脳が抱えるどうしようもないちぐはぐさに注目する。心や社会の問題を医学の知見を交えて論じた「バカの壁」(新潮新書、2003年)で、人間は「自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている」と指摘した。同書は450万部を突破し、平成を代表する新書となった
値上げの波が国内に広がってきた。日銀が14日発表した2021年12月の企業物価指数は前年同月比で8.5%上昇した。資源高や円安による原材料高が止まらず、企業はコスト上昇分の一部を販売価格に上乗せしている。日銀がめざしていた賃金上昇に伴う需要拡大が物価上昇につながる道筋は見えていない。想定しなかった形での消費者物価指数(CPI)の2%目標到達が現実味を増している。企業物価指数は21年11月に9.
飲食店の人手不足感が高まっている。緊急事態宣言の解除にともなう営業拡大と最低賃金引き上げが重なり、バイト時給が急伸。リクルートによると11月のフード系バイト・パートの平均時給は最高の1062円となった。特にコロナ禍で営業自粛が相次いだ居酒屋で採用拡大が目立ち、都内の一部店舗では時給1400円超でのバイト争奪戦が始まりつつある。バイトの紹介採用で報奨金、お祝いも「営業している居酒屋のほぼ全店で
戦後の1950年、世界の平均寿命は男性45.4歳、女性48.4歳だった。2060年予測は男性76.2歳、女性80.6歳と30年余り延びる。長くなる老後を誰が支えるのか。世界の備えはあまりに心もとない。「年金天国」イタリアに見る危うさ「年金天国」。高齢化率が23%超と日本に次いで高いイタリアで、その厚遇ぶりに拍車がかかっている。21年までに受給開始年齢を67歳に引き上げる予定だったが、コン
新型コロナウイルス感染拡大の「第5波」が全国に波及している。インド型(デルタ型)変異ウイルスが地方に広がり、43都道府県で新規感染者数が国基準で最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」に達した。地方も病床逼迫感が強く、自宅・宿泊療養の充実を含む医療体制強化が課題だ。25日は全国で2万4000人超の新規感染者が確認された。大阪府や宮城県、新潟県で過去最多を更新した。8月中旬以降、全国の新規感染者は2
新型コロナウイルスの自宅療養者が急増し、家庭内で感染が広がるリスクがより高まっている。東京都内での感染経路は8月上旬までに「家庭内」が61%に達し、これまでで最高となった。感染が判明しながら療養先が決まらず自宅待機を余儀なくされる人も急増している。宿泊施設の拡充が進んでいない地域もあり、重症化リスクが高い自宅療養者を優先して診療するといった対策が待ったなしだ。「家で過ごす場所、食事など全てを分
西村康稔経済財政・再生相は8日夜の記者会見で、休業要請に応じない飲食店の情報を金融機関に提供する考えを明らかにした。「金融機関からも順守の働き掛けをしてほしい」と述べた。関係省庁と調整中という。
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