発電しながら電気モーターで飛行するハイブリッド垂直/短距離離着陸機(HeV/STOL)の開発がスイスで行われている。スイスのスタートアップ「Manta Aircraft」は、8基の電動ダクテッドファンを備え、ヘリコプターのように垂直に離陸し、有翼機として水平飛行できるカナード(エンテ型)小型機を開発している。 電動航空機の運用では、バッテリーの容量や充電時間などが課題となるが、開発中のHeV/STOLはガスタービン発電機を備え、飛行中でも発電/充電することができる。これにより、600km以上の航続距離、時速300km以上の最高速度が可能になり、また地上設備の負担も軽いという。 Manta Aircraftは、1人乗りの「ANN1」と、2人乗りの「ANN2」の2つのモデルを計画している。ANN1は、全長7.055m、全高1.353m、翼幅5.455m。スポーツ競技向けで、速度、上昇性能および