2007年8月15日、ザ・シンプソンズMOVIEの声優が変更されると発表されてから始まった抗議活動も約半年がたちました。 先の見えない活動をあきらめずに継続することはとても困難なことでしたが、それを可能にさせてくれたのは「シンプソンズ」という作品が笑いと一緒に送り続けていた製作者のメッセージ、そして、15年間シンプソンズ一家・スプリングフィールドの住民を愛情深く真剣に演じつづけてくれた声優の皆さんのおかげだと思います。 単に表面的に笑えるだけの作品ならばここまで話題が大きくなり、我々もここまで長い期間、抗議活動を続けることはできなかったと思います。良い作品には作り手の魂が込められています。それは受け手である消費者にもしっかりと伝わります。いい加減に吹替えされた作品、出演者が貶す作品をありがたがるほど現代の消費者は愚かではありません。私たちは「TVのオリジナル声優さんが吹替えしたシンプソンズ
けっきょく、「自己責任」 ですか 続「『丸山眞男』を ひっぱたきたい」「応答」を読んで── 1月号に掲載した「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」に対し、4月号で7人の論者が「応答」した。「ギャンブルに負けるのはあなただ」「戦争待望の妄言だけは許せない」といった厳しい批判を、筆者はどう受け止めたのか──。 「論座」4月号に掲載された、私の文章への応答を拝読させていただいた。 いずれも高名な方々に、それぞれのスタンスを明確に表明しながら誠実に対応していただいたことは、非常に光栄に思う。また、ネット上でもさまざまなサイトで言及していただいた。私の論を肯定するにせよ非難するにせよ、そうした論争の源泉になれたことは、産みの苦しみに耐えながら文章を書きあげたかいがあったと思う。 しかし、「希望は、戦争。」というキャッチがあまりに強烈であったために、私が本当に言いたかったこ
論座などという雑誌は朝日新聞社というだけで前々から毛嫌いしていたが、最近話題の「『丸山眞男』をひっぱたきたい」を掲載した雑誌だし、今度はそれへの応答を特集しているというから買った。 まずは「応答」から。こりゃだめだ、と言うのが最初の感想。「丸山眞男をひっぱたく」とは階層の逆転の実現であり、「戦争」とはそれを可能にする現秩序の崩壊の契機である。丸山眞男と肩を組みたいのではない、丸山が私をひっぱたいたように、私も丸山をひっぱたきたい、そんな秩序の逆転を希求する、そこで左翼はアテにならない、既存秩序の擁護者だから。そんなことを赤木氏は言っている。 それなのに、「フリーターが戦争に行かされる」だの(福島みずほ)、戦時にも金持ちは得をした(斎藤貴男)、だの、なんだそれは?赤木氏は秩序の抜本的見直しを望んでいるのであって戦争を望んでいるのではないぐらいのことはわからんのか? 森達也は「30代の健康な男
深夜のシマネコBlog: 凄いというか なんというか 「丸山眞男をひっぱたきたい」…: 雪斎の随想録 受け皿がないと、なぜ行動できないのだろう - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜 「『丸山眞男』をひっぱたきたい」への応答 -論座2007年4月号- - 御託専科 http://blog.yomone.jp/kayano/2007/03/post_98c7.html 「論座」4月号の『「丸山眞男」をひっぱたきたいへの応答』にはかなりの衝撃を受けた。書店で読みながら思わず「うわぁ・・・」といううめき声をあげてしまったほどだ。その「応答」があまりに的外れかつ真摯さを欠いたものだったからだ。 元となる「論座」1月号に掲載された『「丸山眞男」をひっぱたきたい』に関してはこちらを参照して欲しい。 さて、今回の「応答」に関する感想なのだが、端的に言って、 赤木氏を引っ張り出してきた論座のことだ、主要
「丸山眞男」をひっぱたきたい -- 31歳フリーター。希望は、戦争。 この論文が、論座という雑誌の1月号に掲載され大きな反響を呼んだ。私は、その論文自体は読んでなかったけど、あちこちのブログで取りあげられていたので、およその内容はだいたいわかっていて、その後の論議もある程度はフォローしていた。 先日公開された元の論文を読んでみて、赤木氏の主張やそれに対する反論の内容はだいたい予想通りだった。が、ひとつだけ現物を読んで初めてわかり、「あっ」と衝撃を受けたことがある。 それは、タイトルの「『丸山眞男』をひっぱたきたい」が何を意味しているのかということ。 私は、この「丸山眞男」は何かの思想の象徴なのだと思っていた。赤木氏が批判している今の思想的状況の大元を作ったのが「丸山眞男」であり、現代の知識人を右も左もまとめて大枠で丸山の後継者であるとして、その思想を批判する為にこの人を象徴として「ひっぱた
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