憲法改正の国会発議要件を3分の2から過半数へ緩和することを目指す超党派の「憲法96条改正を目指す議員連盟」(96条議連)は13日、昨年の衆院選後初の総会を国会内で開き、再始動した。議連参加者は自民、民主、日本維新、みんな各党などから計約350人に達し、衆院選前を110人以上も上回った。96条改正の是非が争点となる夏の参院選に向け、改憲派が大きな一歩を踏み出した。 総会には各党の議員約100人が出席。規約変更を了承し、会長には自民党の古屋圭司国家公安委員長が選ばれた。また、中曽根康弘元首相が「96条をまず考える運動ができたことは憲法改正の門を開くものだ」とのビデオメッセージを寄せ、講師に招かれたジャーナリストの櫻井よしこ氏は「憲法改正をためらう理由はどこにもない。超党派で頑張っていただきたい」とエールを送った。