スマートデバイスの企業利用を考える際、無視できなくなってきたのがBYOD(bring your own device、私物デバイス活用)という言葉だ。今回は企業にBYODがもたらす功罪について考えてみたい。 BYODという言葉には、個人所有のスマートデバイスを利用して仕事をするというイメージが強いが、実はスマートデバイスが普及する以前からあった。欧米から始まった考え方で、最初は個人のノートPCが対象となっていた。 欧米でBYODが始まった背景としては、成果主義の傾向が強く、成果を挙げるためにビジネスとプライベートの時間の区別なしに仕事をする必要があったことや、会社のPCを利用するよりも、自分のPCで利用しやすいアプリケーションを使った方が効率良く仕事ができたことなどが挙げられる(図1)。 BYODの容認派と否定派で意見は真っ二つ では、日本のユーザーはスマートデバイスのBYODについてどの
Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2013-05-20 07:30 ことBYODに関して言えば、攻撃は最大の防御だ。ここで紹介する前向きな戦略によって、潜在的な問題の予測や回避が可能になるはずだ。 職場に自前のデバイスを持ち込むというBYODは、大きな議論を呼んでいる。企業の対応は全面的に受け入れるか、徹底的に排斥するかのいずれかとなる。BYODはコストを節約するとともに、従業員をよりハッピーに、そしてより生産的にするうえで役立つ可能性を秘めているものの、セキュリティから互換性に至るまでのさまざまな落とし穴も数多く生み出す。ただ、こういった落とし穴はほとんどの場合、ちょっとした計画と教育によって避けられるはずだ。これを聞いてあなたは「そんな訳ないだろう」と思っただろうか?では、起こり得る最悪のシナリオを検討し、そうい
2007年のiPhone登場以来爆発的に普及したスマートデバイスは、個人利用において、その利便性が認識されたことにより、法人利用においても、凄まじいスピードでその導入が拡がり始めています。スマートデバイスをビジネスでも活用しようとする大きな時流の中で、従来型の「会社支給」に変わる導入方法として大きく注目を集めるのが、「BYOD(Bring Your Own Device)」です。
「SAPは5万台以上のモバイル機器を利用する世界最大級のモバイルユーザー企業。Androidの約半分はBYOD(私物デバイス活用)」(SAPジャパン グローバルIT シニアマネージャーの佐藤歩氏)。2012年8月30日、「Enterprise Mobile Management Forum 2012 Summer ~ニーズが加速するBYODの最適解を探る~」(主催:日経コンピュータ、日経コミュニケーション、写真1)が開催され、モバイルデバイス活用の事例やノウハウが紹介された。 震災の直後にBYODを緊急導入:SAP SAPジャパンの佐藤氏(写真2)と同グローバルIT コンサルタントの八代晃乙氏は「世界最大級のモバイル活用ユーザーであるSAPのBYOD活用実態について」と題し講演、冒頭の発言はその際のものだ。 同社は約1万8000台のBlackBerry、1万7000台以上のiPad、1万3
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く