架空名義の偽造運転免許証を使って、金融機関から通帳をだまし取ったとして、愛知県警は31日、岐阜県警巡査、新開一平容疑者(24)=同県関市希望ケ丘町=を、詐欺などの疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。同容疑者は4月に採用され、岐阜県警察学校(関市)で寮生活をしており、来年1月に卒業予定だった。 愛知県警捜査2課と一宮署によると、新開容疑者の逮捕容疑はほかに、偽造有印公文書行使、有印私文書偽造・同行使。 新開容疑者は20代の知人の男=詐欺罪などで有罪判決=と共謀し、08年2月下旬ごろ、名古屋市西区の信用金庫と郵便局で、架空の名前を記載してこの男の顔写真をはった運転免許証を使い、通帳計2通をだまし取った疑いがある。当時は、警察官に採用される前だったという。 同課などが、偽造運転免許証を使って通帳や携帯電話を詐取する詐欺グループを捜査する過程で、知人の男を08年9月に詐欺容疑など