県内地盤のスーパー相鉄ローゼンが、ほぼ全ての店舗で酒類の販売を停止している。相鉄グループの再編が行われた際、酒税法に基づく酒類販売業免許の更新を怠ったのが理由という。新規取得には最長2カ月かかる見通しで、同社は「ご不便をおかけし申し訳ない。一日も早い販売再開を目指し、全社を挙げて努力している」と話している。 同社によると、免許のない店舗が新規取得申請をしようとする中で13日に判明。14日からこの店を除く51店で酒類の扱いを取りやめている。相鉄ホールディングスが3月に小売業を分割、再編した際に「酒類業販売免許は自動的に継承されるものと誤って認識していた」という。 手続きは店ごとに必要で、それぞれ所轄する税務署に対し不備の理由を説明した書類を提出。東京国税局が受理した時点で新規取得手続きに入るという。