携帯電話とGPSは相性がいい。これを実際のサービスとビジネスの成功によって証明したのが、ナビタイムジャパン(以降、ナビタイム)だ。同社はKDDIとともにau向けのGPSナビゲーションサービス「EZナビウォーク」を開発、成功させた。その後、ドコモやソフトバンクモバイルを初めとする国内キャリア向けに自社ブランドサービス「NAVITIME」を展開。日本の携帯電話向けGPSナビゲーションサービスにとって、“ナビタイム”は知名度・内容ともに随一のブランドとして市場をリードしている。 携帯電話向けGPSナビゲーション市場を創出し、その拡大とともにナビタイムは成長してきた。そして、同社が次なる一歩として踏み出すのが、成長著しいパーソナルナビゲーションデバイス(PND)市場だ。PNDは欧州市場と北米市場を中心に急成長を続けており、日本でも2007年から急速に市場規模を拡大。今までの高付加価値・高価格な据え