ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (6)

  • 日本人が学ぶべき偽ツイッター「微博」の実力

    今週のコラムニスト:李小牧 〔3月7日号掲載〕 中国にあまり関心のない日人でも、先日起きた重慶市副市長の「失踪」事件には興味を持った人が多いだろう。副市長の王立軍(ワン・リーチュン)がよりによって、次期トップである習近平(シー・チンピン)国家副主席の訪米前に突然アメリカ総領事館に駆け込み、出てきたと思ったら「休暇型の治療」に入った。現在は関係部門が調査中らしい。 「性事」が専門の歌舞伎町案内人が中国政治を論じるつもりはない。私が注目しているのは、この事件での中国版ツイッター新浪微博(シンランウェイボー)の活躍ぶりだ。 王が駆け込んだ成都市のアメリカ総領事館の周りには、多くのパトカーが配置された。国同士の外交儀礼を無視した異常事態だが、それを暴いたのは微博のユーザーたちが次々にアップした写真だった。昨年夏に起きた高速鉄道の追突事故では、事故車両を現場で埋めようとした当局の動きを微博ユーザー

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    brembow 2012/03/12
    /"日本人が学ぶべき偽ツイッター「微博」の実力 [TOKYO EYE] Newsweek コラム&ブログ"
  • 自粛を超えて消費へ、香港パワーを見習おう

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔6月29日号掲載〕 14年前、香港の未来はばら色には見えなかった。1997年、イギリスはこの活気に満ちた都市を共産主義の中国に返還。多くの専門家は予想した──たぐいまれなる香港の金融、経済、法制度、民主主義は共産党支配によってたちまち破壊され、中国のほかの都市と大差なくなるだろうと。返還2年後に香港を訪れたとき、あるベテランジャーナリストは「そのうち誰もが逃げ出す」と語った。だから先月、香港に降り立ったときもあまり期待はしていなかった。 ところが東京から香港に来ると、まるで暗い部屋で電気のスイッチをオフからオンにしたかのようだった。震災後、東京は陰な街になった。電力不足で通りや建物は暗いとばりに包まれたまま。東京はかつて魅惑的な彩りに満ちたアジアの「魔法の灯(ともしび)」だったが、今は「風前の灯」だ。 知り合いのレストラン経営者たちは3月以降、月の

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    brembow 2011/07/04
  • 久々の日本訪問を前に書くべきだった自分への手紙

    今週のコラムニスト:コリン・ジョイス 〔6月15日号掲載〕 親愛なるコリンへ──。 実に2年ぶりに日を訪れるのだから、さぞわくわくしているだろう。何しろ長年暮らした国。懐かしい友人と連絡を取ったり、行きつけだった場所に顔を出すチャンスだ。東京のことは知り尽くしているつもりかもしれないが、あまり思い上がらないほうがいい。自分で考える以上にいろいろ忘れているものだ。 自分の日語があまり衰えていないことにはホッとするだろう。でもそれは会話に限ったこと。ペンを手に日語を書くのは4年ぶりだ。成田空港で「東京」と書けないばかりか、自分の名前さえうまく書けず(コリンの「リ」と「ン」が同じような形になってしまう)、動揺するに違いない。 東京では横断歩道のない道路でも、車さえ来なければ渡っていい。ただ、暇そうな警官がいる交番の前ではご法度。彼らは君を呼び止めて叱りつけなければならなくなる。君もそれで嫌

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    brembow 2011/06/23
  • 東京脱出組の私が帰り着いた「居場所」

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 最近はタクシーに乗るたび、運転手とこんなやりとりをする。「お国は?」「フランスです!」「フランス? 3月11日からの原発危機でフランス人は日からいなくなったと思ってましたよ」 原発事故が発生してからフランス人は一斉に日を脱出したと思われている。私もその1人だ。 私は取材で3月12日に福島と仙台に入り、19日まで滞在。19日に東京に戻り、フランス政府が在日フランス人の一時帰国用に用意したチャーター機に乗った。そして3月30日にまた東京に戻ってきた。今後もここにいる、という決意とともに。 私が日を離れたのは、フランスにいる家族のためだ。彼らが福島の原発事故のニュースを見て大騒ぎしたことが、在日フランス人の出国パニックの引き金になった。パリに向かう機内で話をした人のほとんどが「親を安心させるため」に帰ると言っていた。 在日フランス大使館は緊急に24時間

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    brembow 2011/05/30
  • ブラジルの治安は回復するのか

    南米のブラジルといえば、BRICsの1角として、経済発展が目覚しい国です。サッカーワールドカップにオリンピック開催まで決まり、「21世紀はブラジルの世紀」と呼んでもいいほどです。 豊かな天然資源に恵まれ、巨大な海底油田の存在も次々に明らかに。農業大国でもあり、羨ましいことばかり。 しかし、羨むことのできない点もあります。それは「犯罪大国」でもあるということです。 今年1月、私はブラジルのサンパウロを取材しました。多くの日系人と会いましたが、地方で農業に従事する人たちが心配していたのが、強盗の襲撃でした。治安が悪いのは地方ばかりではありません。いや、むしろ都市部の治安悪化のほうが深刻です。サンパウロにしてもリオデジャネイロにしても、「ファベーラ」と呼ばれるスラム街がいくつも存在し、ここが治外法権状態なのです。 入り組んだ狭い道と積み重なるようにアパートが密集した地域は、警察もアンタッチャブ

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    brembow 2011/05/28
  • 震災が教えてくれた「らしくない」東京の魅力

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 東日大震災から2週間ほどたったある日、私はと吉祥寺の小さなレストランに出掛けた。客は私たち2人だけ。どこに座ってもよかったけれど、私は窓から離れたテーブルを選んだ。楽しく事をしている姿を通行人に見られたくないと、何となく思ったからだ。 レストランはいつもより照明を落としていて、少し寒かった。こんなときに外していることと、客が全然いないことへの罪悪感から、私は大して空腹でもないのに料理を注文し過ぎてしまった。 あの地震以来、東京の日常は変わった。大学に行くために中央線に乗ったら、何と座ることができた!「遅刻気味なのかな。それとも避難命令でも出ているのかな」と、不安になったほどだ。ところが電車だけでなく、都内はどこもガラガラ。みんな放射線量測定器を持って家に閉じ籠もっているのだろうか。 すいている電車、商品のないコンビニの棚、場所取りのされていな

    震災が教えてくれた「らしくない」東京の魅力
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    brembow 2011/05/23
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