セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートのコンビニエンスストア大手3社の2012年2月期決算が12日、出そろった。3社とも売上高を伸ばし、営業利益で過去最高益とした。昨年3月に起きた東日本大震災で損失計上が発生したが、売上げ、利益とも伸びた共通した構図となった。 最も身近な小売り拠点店舗としての重要性や利便性が震災で改めて再認識された。コンビニ向き商品としてプライベートブランド(PB)商品を開発強化し、生鮮、中食分野を強化していることもあり、利用者層は高齢者などへも広がっている。 最大手のセブンイレブンは、チェーン全店の総売上げが前期比11.3%増の3兆2805億円。国内小売業として、初めて3兆円を超えた。同社単体の営業利益は前年比8.3%増の1831億円。セブン&アイの連結決算でのコンビニ事業セグメントの営業利益は、9.8%増の2146億円となった。 ローソンの前期連結決算