印刷 SMAPは16日夜、北京市内の工人体育場で、1988年の結成以来初めての海外コンサート(朝日新聞社など協賛)を開いた。日中国交正常化40周年を来年に控え、両国政府は中国でも知られるSMAPの公演を通じて、尖閣事件などで悪化した国民感情の改善を狙う。 4万人を収容できる会場周辺には、北京以外の都市や日本、香港、台湾からのファンも開演前から集まった。16日付中国紙は、メンバーが「世界に一つだけの花」「夜空ノムコウ」など3曲を中国語で歌うことをこぞって報じた。 中国でもっとも知名度が高い木村拓哉さんが前日の記者会見で、東日本大震災時の中国からの支援に対して「コンサートを通じて中国の友人たちに感謝を示したい」と述べたことも好意的にとりあげている。 関連記事〈ロイター〉中国政府がSMAPを厚遇、コンサート前に「国賓級会談」(9/16)SMAPは「日中関係の温度計」? 16日夜に北京公演(