日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は22日の定例会見で、自身の慰安婦発言に関し非難決議を採択した姉妹都市の米サンフランシスコ市議会に対し、決議は「誤解に基づいている」として撤回を求める書簡を送ったことを明らかにした。 同市議会は6月18日付で「史実を否定し、慰安婦制度を正当化する態度と発言を強く非難する」との決議を全会一致で採択。書簡は7月に届いた決議書への反論として、橋下氏が外部有識者らの意見を聴きながら今月13日付で作成した。 書簡では「慰安婦の活用を正当化したことは一度もない。発言の意図は女性の尊厳と人権の保護、向上にある」などと主張し、非難決議の撤回を求めた。 米国内で最近広がりをみせる慰安婦像の設置運動についても言及。「強固な日米関係にマイナスの影響を与える目的があるのではないか」との疑念を示した。 橋下氏は会見で、歴史学者の議論を踏まえ、日本維新の会として慰安婦制度に関する史