<中日6-0阪神>◇5日◇ナゴヤドーム 球界最年長の中日山本昌投手(49)が国内史上最年長勝利を挙げた。「チームが勝てる投球をしたい」と意気込み、小田とバッテリーを組んで「9番投手」で阪神戦に今季初先発。まだ戦後間もない1950年(昭25)に浜崎真二(阪急)が48歳10カ月で出場した最年長記録を64年ぶりに更新した。 安定した投球で初回にゴメスから最年長奪三振をマークするなど、5回を5安打無失点。チームは4回に藤井の2点打で先制し、勝ち投手の権利を得て降板した。大歓声を浴びた山本昌は「今日は捨て身でいきました。久々で球数を投げてしまいましたが(90球)、何とか試合がつくれてよかったです」と充実の表情。その後も加点したチームは継投で逃げ切り、山本昌は浜崎が48歳4カ月で持つ最年長勝利を更新し、新伝説を樹立した。