「復興の火」としてJR仙台駅東口に設置された聖火皿にともされた東京オリンピックの聖火を一目見ようと列をなす人たち。列は駅反対側の西口まで続いた=仙台市青葉区で2020年3月21日午後2時54分、和田大典撮影 東京オリンピックの聖火を東日本大震災の被災3県で巡回展示する催し「復興の火」は21日、仙台市で行われ、約5時間半で約5万2000人が観覧した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、主催する宮城県は混雑緩和に努めたが、想定(1万人)の5倍以上の人出に500メートルを超える長蛇の列ができた。感染リスクが高まる密集の中、数時間待つ状態が続いた。 共催する東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日以降、列の間隔を前後1メートル以上空けることを徹底し、過度な密集状態が発生した場合は中断や中止も検討することを明らかにした。
安倍晋三首相は22日午前、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で、自衛隊最高指揮官として訓示し、憲法9条に自衛隊を明記する憲法改正に改めて意欲を示した。自衛隊違憲論に言及した上で「隊員が高い士気のもとで使命感を持って任務を遂行できる環境を作っていかなければならない」と強調した。 首相は訓示で、情報収集活動のため先月2日、海上自衛隊横須賀基地から中東海域に向かった護衛艦「たかなみ」の出航式の際、会場近くに「憲法違反」のプラカードが掲げられていたと指摘。憲法改正に直接的には言及しなかったものの、「隊員の子供たちも目にしたかもしれない。どう思うだろうかと思うと言葉もない」と語った。 また、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での船内消毒や乗客搬送、医療業務といった自衛隊活動にも言及。感染者を出さなかった自衛隊について「基本に忠実に手順を進めていく習慣が身に
『太閤検地 秀吉が目指した国のかたち』は、豊臣(羽柴)秀吉が各地を征服するたび奉行を派遣して断行した検地の実態や狙いを描き出す話題作。統治権力を天下人に集約し、中央集権を成り立たせようとしたこの政策は、のちに江戸幕府の支配基盤ともなりました。この気宇壮大な政策や秀吉について、本書の著者・中野等さんにうかがっています。 ――中野先生のご専門とする領域についてお教えください。 中野:日本列島の近世史です。とくにその成立期に興味があります。 ――1996年刊行の最初の本(『豊臣政権の対外侵略と太閤検地』)でも、太閤検地を論じています。その当時から研究の進展としては、どのような点があるでしょうか。 中野:最初の本では九州の大名領国で実施された太閤検地を論じました。畿内やその近国を対象にして議論されていた土地制度に関わる論点ではなく、むしろ政治史的な視点からの研究でした。その意味で、本書の伏線のよう
新しいファンコミュニティを開設。「こんなご時世だし『楽しい場所』を作りたかった」写真提供/THECOO元BOΦWYのドラマー・高橋まことが「新しいチャレンジ」として、ファンコミュニティアプリ『fanicon』で、「 LOCK ON ROCK 」を開設。BOΦWY時代のことはもちろん、現在までの55年間の音楽人生をファンに伝えていく。現在は様々な形で音楽活動をしている傍らで、東日本大震災を始め、自然災害に見舞われた人々への復興支援によるチャリティー活動を積極的に行っている。1954年生まれ。66歳になった日本を代表するドラマーの胸をよぎる音楽人生とは?本人にインタビューした。 まずは、今なぜファンとのコミュニケーションを積極的に取る「場所」を作ろうと思ったのだろうか、という質問からインタビューはスタートした。「特にタイミングのようなものは考えてなかったんだけど、今年66歳になって、60とか6
最近いちばん見入ってしまうのが「栗原心愛(みあ)さん虐待死事件」の裁判ニュースなので、これは見逃すわけにはいかない。『#もしかしてしんどい?~虐待を考えるキャンペーン特番~』。土曜日の夜9時から1時間。 さすがNHK。といっても総合ではなくEテレですが。子供を虐待してしまう状況に、どうやって母親が追い込まれていくのか、VTRで見ながら関ジャニ∞の横山裕や眞鍋かをりがトークする。 ©iStock.com 「母親が追い込まれる」ということはつまり「父親はわからんだろう、母がこんなにタイヘンなのを」と言いたい番組なわけだ。子供の虐待(の原因)ってそれだけじゃないと思うが、「今の日本のお母さんがものすごくたいへんである」ことがもっと知られるのはいいことだ。どんどん知らせてくれ! でも、「こんなにタイヘンなんだ!」って必死に、具体的に、細かく言えば言うほど「あーわかったわかった(うるせーよ好きで産ん
戦国武将、明智光秀の唯一現存する肖像画が、大阪府岸和田市岸城町の岸和田城1階展示室で公開され、全国から歴史ファンが殺到する事態となっている。肖像画は同市五軒屋町にある光秀ゆかりの寺院、本徳寺の所蔵品。通常は非公開で、光秀を主人公とするNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送開始を受けて、市が27年ぶりに公開した。(牛島要平) 肖像画は、本徳寺を開基した僧侶、南国梵珪(なんごく・ぼんき)が江戸時代初期に描かせたと伝えられる。南国梵珪は光秀の長男との説もある人物。肖像画が描かれた経緯は不明だが、同寺には光秀の位牌も所蔵されている。 歴史の教科書にも掲載されている現存する唯一の肖像画とあって、岸和田城でもこれまで、「光秀ゆかりの城下町」として岸和田をPRするイベントなどでレプリカを展示。しかし、「肖像画があってもレプリカでは見に行かない」との声が聞かれるなど、集客効果はいまひとつだった。
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