新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が広がる中、性風俗業界で働く女性たちの生活が苦しくなっている。性風俗業の女性への公的支援には否定的な意見もあるが、シングルマザーらのセーフティーネットになっているのも事実。関係団体からは手厚い支援を求める声が上がっている。 (浅野有紀、藤川大樹) 「子どもを抱えながら、普通の会社に勤められるシングルマザーって、一握り、二握りなんじゃないかなって思う」。首都圏のマンション一室に設けられたデリバリーヘルス(派遣型風俗店)の待機所。緊急事態宣言の発令後も出勤を続ける女性(34)はつぶやいた。 女性は六年前に離婚し、女手ひとつで二人の息子を育てている。離婚するまでは専業主婦だった。離婚後、量販店でパート従業員として働いたものの、子育てとの両立は難しく、性風俗業界に飛び込んだ。一カ月の稼ぎは平均で二十五万~三十万円。「良い時であれば、四十万~五十万円になることも
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