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ブックマーク / taniguchi.hatenablog.com (10)

  • 毎日新聞・天皇発言に関する重大問題報道 - 法哲学/研究教育余録

    余りに驚き、しかる後に暗澹たる気分になったのだが、以下、重大な問題なので備忘を兼ねて書き付けておく。 5月21日、毎日新聞に以下のような記事が掲載された。 記事の内容は、退位を巡る有識者会議で保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」といった意見が出たことに対し、「陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。」というもの。 この他にも天皇自身の言葉として、「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」・「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」などといった政府方針に対する不満が示されたという。 更に「陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。」との記述もあった。なお、【遠山和宏】名の

    毎日新聞・天皇発言に関する重大問題報道 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2017/05/23
    ここでもやはり天皇と保守派のすれ違いは話題にもならず/毎日の例の記事とそれに対する他メディアのダンマリに対しものすごくエキサイトしてるが、去年の「おことば」のときもこの人はこれだけ盛り上がってたのかね
  • 「集団的自衛権祭り」への冷ややかな雑感 - 法哲学/研究教育余録

    衆院憲法審査会での憲法学者による違憲発言以来、「集団的自衛権祭り」とでも言うべきものが活況を呈しているが、ともすれば強力な磁場に捉えられ、「友/敵」的かつ不毛な議論になりがちなところ、以下、備忘を兼ねて twitter で記したものなども含め記し留めておく。 6月15日(月)「報道ステーション」が、安保関連法案について、判例百選の執筆者198人に対して行ったアンケートの結果を公表し、うち151人が回答。個人的には、198-151=47人に目が行ったが、あら、四十七士とは・・・アンケート結果は以下の通りである。 報道ステーション このアンケート、違憲判断を示した者のうち原理主義的護憲派(そもそも自衛隊の存在自体が違憲)は、どれくらい居るのだろうか、とも。長谷部流の修正主義的護憲派(自衛隊+安保条約=合憲)と、その間には来、大きな溝があるはずだろう。 追記だが、長谷部氏の現在の立場は、199

    「集団的自衛権祭り」への冷ややかな雑感 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/06/16
    報ステアンケの「踏絵」性/「今般問題になっているような安全保障をめぐる議論が、独り憲法解釈学の観点のみから喧喧諤諤されている状況は健全とは言い難」いのは確かだが、まぁ法制化の段階となるとねぇ…
  • ぶっ殺したい鳥 - 法哲学/研究教育余録

    極めて不穏当なタイトルで申し訳ないが、以下。 以前もtwitterの方で書いたことがあるのだが、自宅で朝寝ていると、外から凄まじい大音量で「ギャーーーギャーーーギャーーー」と鳴く鳥の声が聞こえてくる。「ギョィェーーーーーー! ギュィッ!ギュィッ!ギュィッ!ギュィッ!ギュィッ!」とか「ゲーーーーッ!ギーーーーッ!」だったりもする・・・。 朝4時とかにだよ・・・ 当に心の底から「殺してやる!」と、自分にココまでの殺意というものがあったのかと思わされる程の凄まじく汚らしい大音量の鳴き声なのである。 この鳥の名前をすぐに忘れてしまうので、備忘を兼ね、その名を記しておくが、これは「オナガ」という鳥である。 Wikipediaを見ると、「尾長、学名:Cyanopica cyana)は、スズメ目カラス科に分類される鳥類の一種である。」とのこと。 www.suntory.co.jp 上記サイトにもある通

    ぶっ殺したい鳥 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/06/16
    「大学教授と名乗る男、早朝5:00時頃、寝巻姿のまま意味不明のことを喚きながら木にエアガンを乱射との情報。」オナガがもたらす狂気…
  • 中国皇帝をめぐる人類最大の権力闘争--『十三億分の一の男』 - 法哲学/研究教育余録

    峯村健司『十三億分の一の男』読了。評判の高いだったので読もう読もうと思っていたのだが、やっと読めた。 十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争 作者: 峯村健司 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/02/26 メディア: 単行 この商品を含むブログ (2件) を見る 副題は「中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争」となっているが、まさにその通りの内容で、いずれ三国志か水滸伝かともいうべき、壮大な国盗り物語。高島俊男先生の名著『中国の大盗賊・完全版』を思い出すなど(これ読んでないのは人間ではない)。 中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書) 作者: 高島俊男 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/10/19 メディア: 新書 購入: 8人 クリック: 68回 この商品を含むブログ (65件) を見る 信じられないくらい読みやすいで、著者の筆力に脱帽。このの筆

    中国皇帝をめぐる人類最大の権力闘争--『十三億分の一の男』 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/05/23
    「胡錦濤が訪日した際、早稲田の大隈講堂の前に反対派が押しかけ「コッキントウ、人殺し!」というシュプレヒコールを挙げているのを見て「何と愚かな」と思っていた…私の判断が正しかったことを改めて確認した」
  • 鈴木静男『物語 フィリピンの歴史』メモ - 法哲学/研究教育余録

    物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書) 作者: 鈴木静夫 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1997/06 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 57回 この商品を含むブログ (6件) を見る 1)先スペイン期 ●サンスクリット系の文字が存在:「残念なことに、このフィリピン版の竹簡や葉簡は、熱帯の暑気に耐えられず、すべて自然の姿に戻ってしまった」[4] ●フィリピン人の“出身地”はマレー世界/7世紀半ばにスリウィジャヤ王国/対岸のベトナムでは1世紀頃から扶南王国 ●1990年、ラグナ銅板碑文(Laguna Copper-Plate Inscription:LCI)が出土。碑文の文字はサンスクリット系の「早期カウィ文字」 ●1494年のドリデシリャス会議(スペインとポルトガル/地球の東西分割) ●マニラの語源=「マイニラッド(Maynilad)」

    鈴木静男『物語 フィリピンの歴史』メモ - 法哲学/研究教育余録
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    bt-shouichi 2015/05/13
    「スペインが来るまでの歴史がほとんど分からないというのに心底驚いた。」/「スペインが笑えるほど無能で有害であるのに驚いた。アホ杉。」w/「面従腹背で民族の独立を如何に守るかという闘い、実に面白い」
  • 傑作。黙って買って読め--安田峰俊『境界の民』 - 法哲学/研究教育余録

    安田峰俊『境界の民』、読了。掛け値無しの傑作である。繰り返し言うけど、すぐAmazonでポチるか屋に走った方がイイ。これ読まないのは生きてるの損してるくらい勿体ないから。 境界の民 難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々 作者: 安田峰俊 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/02/28 メディア: 単行 この商品を含むブログ (2件) を見る 繰り返し言ってるコトだが、「社会科学者の朝の祈りはノンフィクションを読むこと」。こういう素晴らしいノンフィクションを読まない奴は、即刻、社会科学者を廃業すべきである。 著者は、1982年生まれで、私とちょうど一回り下の世代だが、この世代から、このような傑作が生まれるとは、自分も歳を取ったと思った。甲子園で球投げたり打ったりしているニイちゃん達がいつの間にか年下みたいな。 著者の作品は『和僑--農民、やくざ、

    傑作。黙って買って読め--安田峰俊『境界の民』 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/05/13
    面白そう。「繰り返し言ってるコトだが、「社会科学者の朝の祈りはノンフィクションを読むこと」。こういう素晴らしいノンフィクションを読まない奴は、即刻、社会科学者を廃業すべきである。」
  • ライシテをめぐる闘争史--谷川稔『十字架と三色旗』 - 法哲学/研究教育余録

    シャルリー・ヘブド事件に接し、久しぶりに「ライシテlaïcité」について勉強し直そうと思い、谷川稔『十字架と三色旗』山川出版(1997年刊)を読了。以下、備忘のメモ。 念のためだが、ライシテというのは、フランス語で「世俗性」とか訳されるもので、政教分離のことを指すと考えて貰えば良いか、と。語義の詳細は、伊達聖伸『ライシテ、道徳、宗教学―もうひとつの19世紀フランス宗教史』が大変、参考になる。 十字架と三色旗―もうひとつの近代フランス (歴史のフロンティア) 作者: 谷川稔 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 1997/11 メディア: 単行 クリック: 2回 この商品を含むブログ (5件) を見る ライシテ、道徳、宗教学―もうひとつの19世紀フランス宗教史 作者: 伊達聖伸 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2010/11/19 メディア: 単行 クリック: 72回 この

    ライシテをめぐる闘争史--谷川稔『十字架と三色旗』 - 法哲学/研究教育余録
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    bt-shouichi 2015/01/29
    「フランスはアメリカと同様に本当に我々人類の「実験国家」なんだなという感を改めて強くした。啓蒙的理性による「永続闘争機械としての共和国」とでも言うべきか」
  • ブラウンからブラウンへ?(公民権運動のおさらい) - 法哲学/研究教育余録

    上の写真にもある通り、ミズーリ州セントルイス郡ファーガソンで起こった白人警官による黒人少年射殺事件をめぐり、再び暴動が起きている。ちょうどロースクールの講義でブラウン事件についての話をする日に大陪審の決定が出て、結果、警官不起訴→暴動再燃となったのだった(今ココ)。 twitterでこのコトについて触れたところ、驚くほど一連のtweetsがRTされたりふぁぼられてたりしたんで、来年以降の講義でも、これに関することは触れるから、視覚資料置き場も兼ね、以下、少し整理した上でtweetsの再掲プラスアルファを置いておく。なお、今般の暴動に至るまでの経緯については、とりあえず以下を参照。 ●アメリカ・ミズーリ州黒人青年射殺事件 拡大する暴動とこれまでの経緯 http://matome.naver.jp/odai/2140849272340847901 今回の射殺された黒人少年は、マイケル・ブラウン

    ブラウンからブラウンへ?(公民権運動のおさらい) - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2014/11/26
    黒人少年マイケル・ブラウンが警察官に射殺された件を大陪審が不起訴とした結果起きた暴動事件/公民権運動におけるブラウン事件/大沢秀介の本/集英社新書の『黒人差別とアメリカ公民権運動』
  • 詩人と権力者 - 法哲学/研究教育余録

    某先生に「面白い」と教えて頂き、川皓嗣「詩人フロストとオバマ大統領」を読んでみた。岩波の『図書』2014年9月号に掲載されている。 この内容については、川氏の名前に「オバマ」や「フロスト」を絡めて検索すれば色々出てくるので、そちらで話の細部は確認出来る。例えば、以下など。 http://home.r07.itscom.net/miyazaki/yuki/kawa.html http://d.hatena.ne.jp/ctenophore/20140913/1410633709 ここでは、ごく掻い摘んだ形で内容を記すに留めるが、以下の通りである。--今年の春、オバマ大統領が訪日した際、東大で長らくアメリカ文学を教えていた川氏が宮中晩餐会に呼ばれた。その際、氏は大統領と話す機会を設けられたのだが、大統領は「詩」についても造詣が深く(エミリー・ディキンソンなど)、わけてもロバート・フロスト

    詩人と権力者 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2014/11/05
    詩を好む政治家って怖いという話(違/「塩崎恭久が「バタイユ」とか言ってんの見るとやっぱ不安になるわな」w
  • 行政代執行と 『ぼくの村の話』 - 法哲学/研究教育余録

    Facebookを見ていたら、友人の行政法学者が「行政代執行」の実例を知ってもらうため、学生さんたちに「橋下知事・行政代執行でイモ畑を撤去/2008年」という動画(YouTube)を見て貰ったという話を書いていたのだが、行政代執行にまつわる形で私がすぐに想起するのは、尾瀬あきらの漫画『ぼくの村の話』(全7巻)である。成田空港に行くたびに、わたしの脳裏には、この漫画のことが浮かぶ。 ぼくの村の話(5) 作者: 尾瀬あきら 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/01/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 尾瀬のものとしては『夏子の酒』(94年に和久井映見主演でドラマ化)の方が知名度があるだろう。『ぼくの村の話』は『夏子』の連載終了後、1992年春から1993年末にかけて同誌で連載されたものであるところ、『夏子』ほどはヒットしなかったので、知らない人も多いかもし

    行政代執行と 『ぼくの村の話』 - 法哲学/研究教育余録
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2014/09/06
    三里塚にも行ったという元機動隊員…『ぼくの村の話』を「「機動隊では、みんな読んでいた」とのことだった。ひと言ぽつりと出た「あんな事は、僕らもしたかなかったんですよ」という言葉が今でも記憶に残っている」
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