■このプロジェクトについて 東京都大田区は未だ4,000社の工場が隣接する工業地域です。それぞれの工場では、その工場ならではの特殊技術が、何代も脈々と受け継がれています。しかし、新しい世代はそれに安住する事を良しとせず、新たな方向性を模索し始めていました。 そこに降って湧いた「下町ボブスレープロジェクト」。このプロジェクトをきっかけにした複数の工場による連携を通じて、町工場の間に昔のような、お互いの技術に対する信頼や深い絆が取り戻されつつあります。その「下町ボブスレー」に携わった町工場経営者の2代目、3代目が再び手を握り、新たな開発に踏み出しました。 かつての大人達は、モノづくりに「夢」を込めていました。テレビゲーム、ラジコン、マイコン、バイク、自動車、音楽など、多くが40歳前後の2代目、3代目の青春時代は、刺激に満ちあふれたものでした。そこで自分達も、「モノで」今の子供達や昔子供だった人