出雲大社(千家尊祐宮司)は7日、「平成の大遷宮」に伴い大屋根修理中の本殿(国宝)を8月〜9月の計18日間、特別公開することを明らかにした。公開は大屋根を覆う桧皮(ひわだ)の葺き替え前に行われるため、桧皮を取り除いた大屋根をみることができるという。 本殿大屋根は、桧皮の下に板が3重に重ねられ、板の継ぎ目には漆を充填(じゅうてん)するなど雨漏れ防止対策が施されるなど大社独自の建築方法が確認できる。公開では屋根の飾り金具や、数百年が経過した大梁(はり)もみることができる。 公開日程は8月は12日〜16日、21、22日、28、29日。9月は5日、11、12日、16日〜21日の計18日間。申し込みの問い合わせは、出雲大社社務所((電)0853・53・3100)へ。