48歳の若さで他界した歌手、河島英五さんの遺志を継ぎ、社会貢献する団体を助成する「河島英五記念基金」は、今年の助成対象を野生動物保護や自然林再生に取り組む「日本熊森協会」(兵庫県西宮市、森山まり子会長)とし2日、奈良市で寄付金贈呈式を行った。 英五さんの長男、翔馬さんと長女のあみるさん、次女の亜奈睦さんが出演したチャリティーライブなどの収益から50万円を贈った。 「日本熊森協会」は平成9年設立で現在会員は約2万6800人。スギやヒノキなどの人工林を広葉樹などの自然林に移行させたり、里山での野生動物の保護活動に取り組んでいる。 翔馬さんから寄付金を受け取った森山会長は「人間は自然に生かされている動物であることをアピールしています。寄付金を会の活動に役立てたい」と話した。 贈呈式では亜奈睦さんが同協会の活動に共感して作詞作曲した「ツキノワグマのおかあさん」を熱唱して式を盛り上げ、関係者や集まっ