JR宇都宮駅東側(宇都宮市宮みらい−芳賀町下高根沢の14・6キロ区間)で次世代型路面電車(LRT)事業の計画を進める宇都宮市は10日までに、LRTの開業に合わせた駅東側のバス路線の再編案をまとめた。路線の新設や経路変更を行い、1日当たりの運行数を現状より150本程度増やす方針。LRTの乗り継ぎ拠点とルート外にある工業団地や大学などをバスで結び、効率的な公共交通ネットワークを構築する。11日に開かれる市議会議員説明会で概要を説明する。 LRT整備区間の駅東側地区で路線バスを運行するのは3事業者。駅東側の全路線、上下合わせた1日当たりの運行数は現在、720本程度ある。うち国道123号の運行数が10分に1本以上と最も多く、同市陽東6丁目の大型商業施設「ベルモール」周辺などの乗降客数が多いという。 市はLRTを駅東側の基幹交通に位置付けており、整備と併せてバス路線を再編。公共交通の空白地域や不便な