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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (11)

  • 「教えて下さってありがとうございました!」と「悪いということを知らなかったんだから」 - ohnosakiko’s blog

    大学の授業内で時々ミニレポートを書かせ、その提出をもって出席票に替えている。その日、家に帰って80人あまりの学生のミニレポートを読んでいたら、ほぼ同じ内容のミニレポートが続けて四枚出てきた。内容もそっくりなら書体もまるでそっくり。すぐに、これは全部一人の学生が書いたなと感じた。 おそらく、四人の中で一番文章量の多いAさんが「主犯」。あらかじめ頼まれていたAさんが、欠席している残りの三人の分も書いたのだ。そして次回は、その三人の中の誰かが「主犯」を引き受けるのだろう。他の学生の出席票も書いて出すとか、代返をするとかと同じ、昔からある大学生の不正互助行為である。 にしても、それを堂々とやっているのにちょっと驚いた。普通はバレないよう、内容や言葉遣いや書体を多少は変えるものだ。これでは「見つけて下さい」と言っているも同然。自分のも含めて四人分を時間内に書かねばならないということで、小細工している

    「教えて下さってありがとうございました!」と「悪いということを知らなかったんだから」 - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2016/12/23
    刑法の「違法性の意識の可能性」のような議論。判例では、相当な行政の担当者が太鼓判を押さないと故意は阻却されないんだが(唖然
  • 「日本」で「おもてなし」で目立つ万人向きの制服は‥‥ - ohnosakiko’s blog

    ダサ過ぎ? 東京五輪「おもてなし制服」、ネットで酷評 私も一見して「これは‥‥なんだかな」と思ってしまい、こんなブコメをつけた。 ohnosakiko この帽子にベストはどっちか言うとスイスのイメージ。それを払拭するための過剰な日の丸。気合い入り過ぎ/いっそ都内の芸大、美大生から公募して決めた方が洗練されたものが出てきそうだが、選ぶ側がアレだとアレか 元々のデザインは帽子のつばが広かったのに対し、チロリアンハットみたいに改変されているのも、違和感を覚える原因かもしれない。 一方で外国人のウケは悪くないようで、ブックマークコメントの中にも「目立たないといけないからこれでいい」的な意見もあった。 「そもそもオリンピックなんてやってる場合か」という考えもあるがそれはひとまず措いといて、もし自分が美大のデザイン科で教えていたら、あの制服について「どこがよくて、どこがダメか。その理由は何か。もっと適

    「日本」で「おもてなし」で目立つ万人向きの制服は‥‥ - ohnosakiko’s blog
  • 「童貞を殺す服」雑感 - ohnosakiko’s blog

    この数年、仕事先の地方の芸術大学でよく見かけるファッション。美術学部でも音楽学部でも見られる。 (微妙にデッサン狂ってる。左の人が多い印象) パステルカラーでパフスリーブのシフォンみたいなブラウス、薄くてヒラヒラしたミニスカート、長めフレアスカート、レースのソックス‥‥。少し前のロリータやメイド服の流れから?というかアイドルやアニメの影響?‥‥と思っていたが、こういうのが「童貞を殺す服」なのか? 「童貞を殺す服」のブランドを集めてみた - あめ姫は友達が少ない 大学内では、上の記事に掲載されているのほどコスプレ感のある人はほとんどいないが、そういう雰囲気をうすーく漂わせた甘いレトロな感じのファッションの女子はかなり多い。三人に一人くらいはいそう。 大学生の姪は、MILKが好きだと言っていた。彼女の場合、パンキッシュなスタイルから回り回ってガーリーに来たという感じ。 去年久しぶりに会った時、

    「童貞を殺す服」雑感 - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2015/07/11
    イラストがかわいいが、世代的にこの辺から少女マンガタッチが内面化してるんやなと思うと味わい深い。
  • スーパーで買い物するおじさん - ohnosakiko’s blog

    一昔前、平日昼間のスーパーの買い物客と言えば、主婦だけだった。伊丹十三の映画『スーパーの女』(1996)に登場する客も、ほとんどそういうおばさんたち。新聞のチラシを見て、午前中に買い物に行く専業主婦だ。 今では、スーパーの買い物客は多種多様。私の住む地方都市のスーパーでは、平日の昼間、定年退職したと思しき中高年男性が一人で買い物している姿をよく見かける。たまに、奥さんのお使いで来たのかメモを見つつキョロキョロしながら買っている人もいるが、大抵は「いつも買い物している人だな」とわかる慣れた風だ。 カートを押してサッサと目当ての売り場から売り場へと移動し、真剣な眼差しで材を吟味し、日付を確かめてカゴに入れ、レジでは釣り銭が少なくて済むよう小銭を細かく出し、ポイントカードも出し、大きなエコバッグに手際良く品物を詰め、カートを所定の場所に戻してからスタスタと駐車場に向かう白髪のおじさん。日のミ

    スーパーで買い物するおじさん - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2015/07/11
    昼間っからスーパーにおるオッサンは定年後とは限りまへんで失業者もおりまっせ/現在単身なんで毎日のように買い物行っとるけど、その日お得なブツによって簡単に方針転換してまう自分は計画経済に向かない(苦笑)
  • 私生活の記述が入試問題になる - ohnosakiko’s blog

    昨年度の北海道大学に続いて、今年は中央大学の入試で拙文が問題文に採用されたらしく、日著作権教育研究会というところから「著作物利用許諾のお願い」が来た。 昨年春に出た共著『高学歴女子の貧困』(光文社新書)の中の、私の書いた章「「アート系高学歴女子」の成れの果てとして、半生を顧みる」の一部である。ちなみに私自身は特別「高学歴」ではないし「貧困」(だった)とも言えないのだが、「一人くらい毛色の変わったのも」ということで一番最後に執筆依頼が来、話の内容上、かなり個人的なことも含めて書いた。 引用されたところは、その中でも特にプライベートな結婚生活についての箇所だった。設問を読んでいて、どんどん落ち着かない気持ちになった。 以下、引用箇所。**で括ったところは、実際には傍線が引かれ番号が振ってある。 あるとき、他分野の予備校非常勤講師で *同学年の人と知り合い、つきあって* (傍線部1) 四ヶ月

    私生活の記述が入試問題になる - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2015/04/22
    90年代は入試産業全盛で予備校や塾講で糊口を凌ぐことができたが、昨今は代ゼミが傾くくらいだから高学歴ワープア大量生産やね(苦笑)
  • 自分の身体を中心化した支配欲の現れ、「セクハラサイコロ」 - ohnosakiko’s blog

    仰天!小学校「セクハラサイコロ」事件の真相 作成、行使の教諭「金八以上」と児童・保護者・卒業生が擁護 - MSN産経ニュースという記事につけた自分のブコメ 生徒にとって良い先生てのとは別に、「罰」の内容が全部この教師の身体や行為(する真似だったにせよ)を通したものである点が、生徒への直接的な支配欲を感じさせて気持ちが悪い。罰として掃除をやるとかないし の補足として。 多くの生徒や父兄にはかなり慕われ信頼されていたという報道のように、この教師は別に「変態エロ教師」ではなかったのだろうが、やっていることはセクハラであり、しかもそれを「セクハラサイコロ」と堂々と名付けて生徒たちに受け入れさせている点で、二重の過失を犯している。 その点だけは思慮が足りなかったが、それを除けば良い先生だった、ちょっと不注意だった‥‥という見方もあるかもしれない。しかし、この教師の「良い先生」ぶりと、「セクハラサイコ

    自分の身体を中心化した支配欲の現れ、「セクハラサイコロ」 - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2010/11/08
    いい論評/神はサイコロを振らないし、振らせない(苦笑)
  • 谷亮子について考える - ohnosakiko’s blog

    金屏風の前の女 向うところ敵なし。一点の曇りもない勝利。押しも押されもせぬスター。 このオリンピックでまた金メダルを獲得した谷亮子は、もはやアンタッチャブルな存在である。 もともと柔道にもオリンピックにも興味はないので勝とうが負けようがどうでもいいし、スポーツ選手としての谷亮子に何の文句もない。文句つけようがないし。 ただ私は谷亮子という「女」にだけ興味がある。その「女」のプライベートな部分を、彼女はマスコミに売ってきたからだ。 亮子の「女」としての迷いのなさ、根拠なき自信に、私はこれまで圧倒され続けてきた。 かつて「将来は女優になりたい」などと口走ったのは失笑もので済んだが、結婚式に至るあれこれと新婚旅行までをすべてドキュメントさせた(「された」と言うより「させた」)番組(この春放映された)は、当にすごかった。先日久しぶりにテレビで試合後の谷選手の満面の笑みを見て、それを思い出した。

    谷亮子について考える - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2010/05/11
    この人「地球的愛」とか言ってたよ。選挙7月やろ?このあとどうなるorz
  • 赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その2 - ohnosakiko’s blog

    赤名リカとAV、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 の続きです。 1991年 ラブストーリーを見て女子が勝手に恋愛レートを上げた 1991年 そのぶん男子のためのヘアヌードが安くなった 実に分かりやすい。「恋愛」は結婚と同義に捉えてよい。「ヘアヌード」は広く売春を指す。何らかの形で性を売り物にして一過性の対価を得る行為すべてだ。対価を男に支払わせるための方策として結婚と売春は並立している。片方の市場が高騰したので、弾き出された参加者が大量に移動した結果、他方が暴落したのである。暴落と言っても直接に支払う金額が下落したのではない。来は登録されなかった筈の銘柄が購入できるようになったという形で暴落したのだ。それが「ある日とつぜん、綺麗な女の子たちが、アダルトビデオに出るようになってくれた」理由である。 結局、結婚を諦めた女は身を売るしかないという悲しい現実が端

    赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その2 - ohnosakiko’s blog
    buhikun
    buhikun 2010/05/03
    うむ、女性は「自己決定権」を手にしたが、商業主義文化と既成社会規範の掌の上で踊るしかなかったのかと。この呪縛は女性に限ったものでなかったとも解され。
  • 赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 - ohnosakiko’s blog

    なぜ「ある日とつぜん、綺麗な女の子たちが、アダルトビデオに出るようになってくれた」のか。 - 消毒しましょ! これに乗っかって書くとまた「大野さんはオレのエントリが珍しくブクマ数を稼ぐと、自分は綺麗な女の子ともアダルトビデオとも全く無関係であるのに大喜びで駆けつけて自分のエントリの宣伝を始める」とか言われそうで厭なのだが、『東京ラブストーリー』を初めとしたドラマ分析を「面白いけど長過ぎる」と編集者にバッサリ切られて臍を噛んだ覚えのある者としては、一言(以上)言いたいことがあるので書かざるを得ない。長くなるので二回に分ける。 主に80年代を検証する『若者殺しの時代』(堀井憲一郎、講談社現代新書、2006)は、20〜30代の若い世代にとっては「なるほど、そういうことだったんだ」といった発見がたくさんあって面白いだろう。私などは58年生まれの著者と同世代なので、「ああそうだったな」「うわ懐かしい

    赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 - ohnosakiko’s blog
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    buhikun 2010/05/01
    議論とかみ合ってるかわからんが、対称的な考え方を有すると考えられる両者とも、圧倒的に支配する商業主義の下での生き方のバリエーションに過ぎないとも思える。
  • 「ブスなのに何故」問題 - ohnosakiko’s blog

    北原みのり|よしもとばなな よしもとばななの容姿をめぐる自意識についての、北原みのりと友人のBさんの会話がCさんを"誤爆"してしまい、大変なことになったという話。 以下は、例の居酒屋ワイン事件についての「勘違い」エッセイに驚いたという下りの続きの部分。 いやー、よしもとばなな、すごいね。 その安定感は、やはり、父親の名前が大きいからなの? というようなことを私が言うと、その場にいた女友だち(仮にBさんとします)がすかさず、 「そういう人なんですよ。よしもとばなな。前にエトロのパーティで、全身エトロを着て・・・ええ、もちろん、全く似合っていないんですけど、ピーコのファッションチェックを満面の笑みで受けてたことがありますよ」 と言うのである。なるほど、作家に必要なのは客観的に自分を観る力ではなく、自分に酔える力だ。妄想力だ。よしもとばななの自己肯定感は、父にそっくりな容姿を得た故なのか、それと

    「ブスなのに何故」問題 - ohnosakiko’s blog
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    buhikun 2009/12/27
    今日フィギュアスケート見てて、かつて伊藤みどりが「見た目がアレじゃなかったらねえ…」言われてたの思い出した。/男のニーズに女の容姿が応えるべきとすること、“商業主義”が問題と指摘できる。アポリア。
  • 「ジェンダー入門」とネトウヨ君 - Ohnoblog 2

    また何年か前の話だが、「ジェンダー入門」の授業の単位認定レポートに、こちらの指定した課題(自分で映画を選び分析する)を無視して、攻撃と怒りと恫喝を延々と書き連ねてきた男子学生がいた。 内容を超要約すると、「フェミニズム及びジェンダー論は、フェミナチが日を共産主義化して乗っ取るためにでっち上げた陰謀である。男女の役割はすべて生物学的に決定されているのに、フェミナチは性差そのものをなくそうとしている。こうした危険思想の下に講義をしている大野は、憲法が保証する思想・信条の自由を侵犯しているので、告訴することも可能である」。 いや、あの思わず笑った人はいるかもしれないけど、当にこういう内容だったのです。だいぶん前からあちこちで見られるネトウヨ的言説を、適当にコラージュしたみたいな。botが書いたかと思ったが手書きだ。 ちなみに冒頭には「皇紀○○○○年」とあった。この牧歌的な学校にもこういう学生

    「ジェンダー入門」とネトウヨ君 - Ohnoblog 2
    buhikun
    buhikun 2009/12/11
    何で「香ばしい人」って思考がテンプレなの?リアルな人間の生きる姿見てないの?こことかhttp://www.eonet.ne.jp/~senyou-mondai/
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