米IT大手グーグルは9日、報道機関向けの取り組みを紹介するオンラインでの記者会見を開いた。毎日新聞社などと共同してデジタル化に取り組む。グーグル日本法人ニュースパートナーシップ本部の友田雄介・北アジア統括は「質の高い情報をつくることはジャーナリズムの根幹。その報道機関がビジネスとして持続可能になるためのサポートができたら」と、目的を強調した。 グーグルが掲げる社会貢献活動の一環。2022年に創刊150年を迎えた毎日新聞については、1872(明治5)年の創刊号(2月21日付)から終戦の1945(昭和20)年までの紙面をデータ化するプロジェクトを始める。具体的には、東京本社で発行した朝・夕刊計約23万ページの紙面の画像を解析し、キーワード検索ができるようにする。2023年秋の完成を見込んでいる。将来的には図書館や大学向け記事データベース「…