「自宅のIPアドレスではないところから、公開しようと考えた。細心の注意を払った。有名人ブログからの公開も考えたのだが、盗聴盗撮集団に気づかれないよう、一般人のブログのように装った」(12頁) 出だしからサスペンスなASKAさんの「700番第二巻/第三巻」を読み終えて、深く感動している。残酷で、孤高で、掛け値なしに素晴らしかった。これは魂の書である。己を信じ、大いなるものに抗い、戦った者だけが紡ぐことの許される言葉である。 700番 第二巻/第三巻 作者: ASKA 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2017/02/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 時々「万里の河」や「はじまりはいつも雨」をカラオケで歌ったり、「MULTI MAX」のファーストアルバムを所有している程度の、とても、熱烈なチャゲアス・ファンとはいえない僕が、なぜ、朝一番で、このピアノソナ