2012年12月、チラシ配布のアルバイトだった男性=当時(19)=が自殺したのは、バイト先のパワーハラスメントが原因だとして、宮崎市に住む両親が、東京都新宿区の広告企画会社に5千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしていたことが20日、分かった。この日、第1回口頭弁論があり、会社は請求棄却を求めた。 訴状によると、男性は漫画家を志し上京。12年12月、バイトを始めて4日目に作業をサボったと従業員にしかられた後、遺書を書いて自殺した。 両親は激しい叱責が原因だと主張。母親(49)は弁論後に記者会見し「こういうひどいことが起きていると知ってもらいたい」と訴えた。
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