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2007年9月26日のブックマーク (2件)

  • イリヤ・カバコフ 『世界図鑑』-絵本と原画-

    『空を飛びたい』(1983年刊)の挿絵原画 撮影:上野則宏作家自身に「紙クズ」と言わしめる今回神奈川近代美術館 葉山で展示されている作品群。この表現には何重もの仕掛けが仕組まれているのだが、とりあえずは今回展示されることになったイラストレーションという表現形態を紐解いてみよう。 イラストレーションは絵画や彫刻のような純粋芸術とは異なり、応用芸術として位置付けられている。そのため、アートというジャンルにおいては用意さ れたテキストや詩、教科書、もしくはその他の文章と組み合わされた作品形態を取って初めて完成された「作品」となる。いささか、純粋芸術に比べ見劣りする ように思われるが、文学や報道、教育といったジャンルと融合することが可能な形式である。 一方でアートへの入り口という役割をも果たしうる。それは自己の表出が色彩、筆致、空間構成によって可能だからであり、テクストでイメージ化される 世界なり

    イリヤ・カバコフ 『世界図鑑』-絵本と原画-
  • 生きている書体、修悦体 | 藤崎圭一郎の雑思録

    JR日暮里駅に行ってきました。駅の警備員の佐藤修悦さんがガムテープで作る書体「修悦体」を見に行くためです。午前10時くらいでしたが、駅は谷中へお彼岸のお墓参りに行く人でかなり混んでいました。 すでに書きましたが、9月14日、桑沢の集中講義で「GDP@KDS」と題して、200人の学生に「自分がグッドデザインだと思うもの」を持ってきてもらい、展示会を行いました。全員がチップで投票し、上位約20名が1分間プレゼンします。その中で、ダントツで印象に残ったのが「修悦体」を展示した学生のプレゼンでした。

    生きている書体、修悦体 | 藤崎圭一郎の雑思録