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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (7)

  • 密室にとじこめられてます - Everything you've ever Dreamed

    1月16日17時半。14時半から実家の書斎にとじこめられている。外出間際に物音がしたので書斎に入ったら、そのままドアが壊れて外に出られなくなった…。書斎代わりにつかっている小さな部屋でカラダが抜けられる窓はない。六畳間で南にドア(壊れてあかない)、北に窓(鉄格子があってでられない)、東が壁、西にクローゼット。 携帯は部屋の外、電源と繋がっていないノートPC(バッテリー残一時間半/無線LANでインターネット接続は可能ですが電波が微妙)、デジカメ(バッテリー微妙)、プラスドライバー、仕事で使っている部屋なので定規やペン、紙といった一式の筆記用具が手元にあります。いい脱出方法はありますか?寒い。 18時追記。パソコンから現状を家族の携帯にメール。「家族で中華街で夕会だから帰りは早くて22時くらいになる」とのこと。近隣在住の親族は中華街事をしている模様。僕はどうやら家族に含まれていないようだ

    密室にとじこめられてます - Everything you've ever Dreamed
  • 草なぎ剛を忘れない- Everything You’ve Ever Dreamed

    ねえ、剛。あのころの私たちは何もわからないまま毎晩馬鹿騒ぎしていたよね。夜が明けたら約束された明日と笑っていいともの収録が来るって、根拠もないのにずっと信じていたんだ。まさかマッパの剛が毛布にくるまれて警察に連行されるなんてあのときは思いもせずに。 ねえ剛。夜の公園でチンコ出すの、気持ちいいよね。先っちょを春の雰囲気を残した夜風が通り抜けていく感覚、森君とミュージカル「聖闘士星矢」出演の記憶と一緒にいつまでも忘れないでいて。警察官に裸でなにが悪いって凄んでも、奴らにはチンコの先っちょを衆目に晒す快感なんて一生わからないよ。だから私たちの楽園は汚されずにいるんだ。ついでに森脇さんのこと、時々思い出してあげて。 ねえ剛。稲垣君が捕まったときの君のコメントを覚えている?あのとき、黒人大統領の演説なんかよりもずっといい言葉だって素直に思ったんだ。「いいひと」の剛が陰で「稲垣君はさー菅野美穂ちゃんが

    草なぎ剛を忘れない- Everything You’ve Ever Dreamed
  • あの夏、地上最大のオッパイが。- Everything You’ve Ever Dreamed

    ピーチジョンのエロティックな広告写真。ホームに滑り込む電車の騒音をバックミュージックに、それを舐めるように見ている僕の後ろを一人の淑女が通り過ぎて行った。振り返り横顔を見る。間違いない。彼女だ。あの夏、僕の人生を、僕の未来を変えてしまった地上最大のオッパイの主。ヴィーナス。声をかけようとしたが名前を思い出せなかった。あれほど追い求めた存在であったのに。 1991年の夏。高校三年生だった僕と悪友の西ヤンは腐っていた。真面目にやっている連中、反抗している連中、すべてを斜めから見ていた。授業。夏期講習。体育祭の創作ダンスの練習。すべてをサボタージュして大半の時間を第二校舎の屋上で潰していた。僕らは屋上を「ヘヴン」と名付けて、毎日のように、流れていく雲や富士山のシルエットを眺めたり、昼寝をしたり、買ってきたエロを模写するという意味のない行動をしていた。空は青く、太陽の陽射しは心地よかった。いつか

    あの夏、地上最大のオッパイが。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 上司びんびん物語 - Everything You’ve Ever Dreamed

    その日、僕の住む街は夏日だった。気温が高くなって夏の気配が空気を充たしだすと、理由はよくわからないのだけれど決まって僕の気分は沈んでしまう。夏が来るたびに沈んでしまうんだ。 僕は沈んでいた。仕事や将来についていろいろと考えて。キーボードをカタカタと叩いていると、なんだかその音に吸い込まれて自分自身がなくなってしまいそうな、そんな感じがした。僕のやりたい仕事って何だっけ?とか考えていると、沈むってもの。 夕刻、そんな僕の異変に気付くとはとても思えない上司から飲みに誘われた。僕の口数が少ないと飲みニケーションで解決しようとするのが彼のお決まりのパターン。断る気力もなかったので30分後にはいつもの居酒屋で形だけの乾杯をしていた。乾杯?何に対して?と卑屈な目で眺めながら。 いつものように、上司の話は適当に相槌を打ちながら流した。今日の板わさは桃色の部分がないんだね、どうしてだろう?とかつまらないこ

    上司びんびん物語 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 甲殻のガールフレンド - Everything you've ever Dreamed

    奇蹟なんてそう滅多に起きるものじゃないなんてことは僕にだってわかっている。たとえば大事故のニュース。生存者の見込み無し。「無し」。わかってる。そんなことは。でもさ、そんなとき、一人でも、一人でいいから救われて欲しいと思う。暗いニュースを見るたび、そんな奇蹟が起きるのを僕は信じてやまない。 昼、天津丼をべていた。卵にとじられた蟹の欠片を箸で持ち上げ、口に運ぶ。味の染みたご飯をかきこむ。そんな事の最中に、ふと、蟹を飼おうと思った。川原にいる地味な奴や、アメリカからやってきた海老っぽい面をした奴じゃなくて、ズワイかタラバ。個人で飼育できる生き物なのかどうかは知らないけれど。そして卵から孵った子ガニ達を海へ放つんだ。 挨拶に毛が生えたようなメールを送ることなく消している。送り先のアドレスと電話番号を自棄になって消してしまったせいで送れないのだ。お酒が入るとそんなことを忘れてしまう。いざ送信しよ

    甲殻のガールフレンド - Everything you've ever Dreamed
    bunoum
    bunoum 2008/05/20
    埼玉の海辺の道の白砂に われ泣き濡れて蟹をむさぼる
  • しっかりしろ。君はオッパイだけなんだ! - Everything You’ve Ever Dreamed

    午後七時、仕事が一段落したので休憩室へと足を運ぶ。休憩室は僕ひとりだった。窓の下には鉄道が東西に伸びている。時折走りすぎていく等間隔に切り取られた四角形の光。ビルの黒いシルエット。先端で点滅する赤い光。星のない夜景は人口の光と影で構成されているといっていい。 そんないつもと変わらない光景を眺めていたら、なぜか駄目だぁと気が滅入ってきた。駄目な気分で僕の身体が喉のあたりから真っ二つに引き裂かれてしまいそうになった。僕は誰も見ていないのをいいことに窓に手をつき、膝をがくりと落として落胆を体全体で表してみた。「駄目だああああああ」ズルー。「僕はもう駄目だああああああ」ズルルルルー。湿り気を帯びた窓ガラスに僕の手の跡が真っ直ぐについていく。 「何が?」 誰もいないはずの空間に同僚が立っていた。いつからどこからいつの間に。「いや、自分はアニメにたとえるとどのあたりの立ち位置っていうの?キャラクターな

    しっかりしろ。君はオッパイだけなんだ! - Everything You’ve Ever Dreamed
  • お疲れ様!ユイだけはお兄ちゃんの味方だよ。- Everything You’ve Ever Dreamed

    年末の宴席で、上司が必要以上の上司面で語りかけてくるのはなぜだろう。僕だけに降りかかる不幸なのか。世間一般に起こっている事象なのか。経験から言えることは、そういう行為に及ぶ上司に限って、上司らしい仕事を普段していないということだ。だから年末に上司としての帳尻合わせをするのだろう。端的にいえば、上司プレイ。今日はそんな上司プレイに付き合わされた。 「一杯、飲んでいかないか?」 得意先の建物から出てくるや否や、上司が声を掛けてきた。「一杯、飲んでいかないか?」雑踏のなかで聞こえないふりをしていたら、ふたたび声を掛けてきた。嫌で仕方なかったけれど、共同で取り組んできた案件の後だったこともあり、断りづらい雰囲気が流れていた。「飲むだけなら」仕方なく付き合うことにした。 屋やクリーニング屋に行きたかったし、レンタルDVDも返したかった。まあ、しょうがない。大人の付き合いってこういうものさ。心裡留保

    お疲れ様!ユイだけはお兄ちゃんの味方だよ。- Everything You’ve Ever Dreamed
    bunoum
    bunoum 2007/12/20
    「新垣栗山ゆま蛯原クリステルちゃん」修正><
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