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ブックマーク / www.yamaken.org (6)

  • やまけんの出張食い倒れ日記:口蹄疫のこと、もうすこし書きます。 わかって欲しいことと報道のありかたについて

    2010年5月21日 from 口蹄疫を考える 先日ここでお届けした梅山豚の塚原社長との対話で書き忘れたことがある。塚原社長の一言だ。 「台湾で発生した時、豚は300万頭を殺処分と書かれていましたが、あれは要するにほぼ”全滅”だったんです。」 「300万頭」と「ほぼ全滅」では受け取る側の意味が大きく変わる。日でいま起こっていることもまさにそうなる可能性があることだ。口蹄疫が全国的に拡がった場合、最悪のシナリオとして日に住む家畜としての牛・豚がすべていなくなってしまう可能性があるということだ。それはつまり金融資産が消えるということでもある。 リーマンショックなどの金融危機では、自分が持ってる株券や債権の換金・回収ができなくなって、「あるはずのお金」が忽然と消えてしまうという事態が起こったわけで、コトの重大さがわかりやすかった。でもね、家畜の生産にも数多くの人や会社が関わり、まだ支払われて

  • やまけんの出張食い倒れ日記:口蹄疫のこと その2

    2010年5月19日 from 口蹄疫を考える 宮崎県ではとうとう非常事態宣言が発令された。「非常事態宣言」というものに法的な根拠はないようだが、未曾有の惨事を目の前にして有効な法的根拠のある措置が他にあるわけではない。日が初めて体験する非常に重要な宣言と受け止めたい。 いまはまだ8万頭の殺処分数だが、1997年に台湾で発生した時は、最終的に牛が100万頭、豚に至っては300万頭もの殺処分となった。この被災、放っておくとどんどん日の各地に飛び火してしまう。宮崎県の隣の鹿児島県は、日における畜産の最重要拠点でもある。 宮崎県内だけではなく全国的に非常事態であることは間違いない。消費者や他産業の人たちも、まず「理解」をしてくれるだけでもいい。そして応援できることを探してくれればさらにありがたい。 ■「宮崎県産の肉は扱いません」というスーパーは悪いスーパーです! 報道をみて信じられなかった

  • やまけんの出張食い倒れ日記:映画「キング・コーン」は、食に関する告発の新しいカタチか 我々の身体もコーンで出来ている事実を認識するために、観るべきである。

    映画「キング・コーン」は、に関する告発の新しいカタチか 我々の身体もコーンで出来ている事実を認識するために、観るべきである。 2009年5月 7日 from イベント,首都圏 映画「キング・コーン」がイメージフォーラムシアターで上映されている。「に関心がある」という人であれば、まず観ておくべき映画だと思う。 朝日新聞をとっている人は、先日この映画評が大きく載り、その紙面に僕のコメントもちょこっと載ったのを読んでいただいたかと思う。あの記事を書いたN沢さんに「やまけんさんに観て欲しいから、試写会に招待して!って映画の配給会社さんに言っておきました!」と誘われて、試写を観に行ったのである。 物語のあらすじは冒頭の画像をクリックしてサイトを見てもらえればわかるが、大学生の二人が、べものについて調べたいと思う。DNAの検査をしたところ、身体の大半がコーンに由来する物から出来ているらしいとい

  • やまけんの出張食い倒れ日記:「農業ビジネス」はくそくらえだ。

    2008年6月 9日 from ずいぶん過激なタイトルにしてしまったけれども、当に最近よく眼にする「農業ビジネス」という言葉が大嫌いだ。その多くが、農業や農産物流通業の渦中とは全く外部の世界から、双眼鏡か何かで此方を眺めながら勝手に「ビジネス」などとのたまっているからだ。 この世の中に、ビジネス書に書かれているような都合のよい「農業ビジネス」が成立するようなスキームは、現状ではほとんど存在していない。非常に例外的な成功事例や、以前から農業主体として成立している事業者が行っている事例を採り上げて、いかにも「農業ビジネス花盛り」という印象を与えて、新たなマーケットがそこにあるようにみせかけているだけだと僕は感じる。 では、ありもしない「農業ビジネス」を盛り上げようとしている連中の思惑は何なのだろうかか? マスコミにとっては最近、を巡るあれこれ騒動に絡めて、「農業ビジネスの可能性」を盛り上げ

    bunoum
    bunoum 2008/06/10
    「現状の流通・販売の仕組みが前提になっている限り、農業は儲からない。少なくとも3年や5年で投資回収なんてできっこないよ」
  • やまけんの出張食い倒れ日記:ミートホープ事件に思うこと多し。企業の責任が重くなると同時に、消費者の責任も明確化していかなければならないのではないか。

    ミートホープ事件に思うこと多し。企業の責任が重くなると同時に、消費者の責任も明確化していかなければならないのではないか。 2007年6月26日 from 日常つれづれ 先日、TBSラジオの「アクセス」にて、ミートホープ事件について話して欲しいという依頼があった。 僕は、「ミートホープの責任問題を追及する立場は、色んなところで出てきているので、僕が話す必要はないと思う。逆に、ミートホープのような企業が出てしまった背景や構造をきちんと見つめ直そう、という趣旨の話をしていいならば、出ますよ」とお話しした。 まず最初に、ミートホープが豚肉を牛肉に混ぜたり、といった一連の行為は明らかに犯罪であり、罰せられなければならない。これは明確なことである。 ただ、こうした品関連の偽装・虚偽行為を最終的に無くしたい、と人々が考えるのであれば、そろそろ当該企業の糾弾や、管理の仕組みや法整備以外にも目を向けるべき

  • やまけんの出張食い倒れ日記:白菜や大根、産地廃棄を「よくない! なんとかしたい!」と思うなら、、、一つだけ方法がある。

    2006年12月14日 from 農村の現実 熱は相変わらず下がらない。うーん、、、視界がボヤッとするのが非常につらい。 でも少しだけ鼻が通るようになったので、夕のおかずの香りがきちんと味わえた!これだけでもかなり前進。昨日のおかずは白菜と豚肉の重ね蒸し、これをポン酢でべるのだけども、あまりに白菜が旨いので何もつけずに何口もべてしまった! 当然だ、白菜は今年、最適な栽培条件の中でたっぷりの太陽光を浴びて育ったのだから、、、 白菜は今年、買いなのだ。 さて 実は2週間ほど前、いきなりあるラジオ局の番組から電話があり、インタビューを録音することになった。テーマは「大根や白菜を産地で廃棄しているっていうけれど、どうなの?」ということだ。アナウンサーの男性に繋がると、こんな感じのやりとりになった。 「いやねぇ、白菜も大根も美味しいじゃありませんか。なんで廃棄なんてしちゃうんだろう?」 (山)

    bunoum
    bunoum 2006/12/20
    その年キャベツがダメならもう後半の収入はほぼ無しという人だっているかも知れない。そうした人たちが泣く泣く潰すのがあの光景なのだ。それを理解して欲しい。
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