自民党の派閥の政治資金パーティー収入をめぐる事件で、東京地検特捜部は26日、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)に所属していた衆院議員の池田佳隆容疑者(57)=自民を除名、比例東海=と政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)を、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で起訴し、発表した。 特捜部は19日に安倍派、「志帥会」(二階派)、「宏池政策研究会」(岸田派)に関して8人を在宅起訴・略式起訴した。今回の池田議員側を含めて計10人が起訴されて捜査は終結した。 また、安倍派の不記載について特捜部は26日、告発が出ていた幹部議員らを不起訴処分(嫌疑なし)にした。 池田議員が破壊を指示した疑い 発表などによると、池田議員らは、資金管理団体「池田黎明会」の2018~22年分の政治資金収支報告書に、安倍派から販売ノルマ超過分のパーティー売上金として還流を受けた計4826万円を、寄付収入として記載しなかったとされる