NHKは24日、国際放送局に所属する50代の男性を諭旨免職にしたと発表した。男性は「チーフ・リード」という管理職。本来認められていないタクシーでの帰宅を繰り返し、さらに日帰り旅費の電車代も虚偽の理由で請求していたとしている。不正は2019年6月~22年1月、計323回、70万3728円に及んだ。男性職員は全額を弁済し、「疲れていた。公私混同してしまって反省している」と話している。今年1月、内部の定期的なタクシー券のチェックで、タクシー会社の記録と本人の申告にずれがあり、不正が発覚した。 【写真特集】2023年度後期の朝ドラ、モデルは誰? また、管理・監督責任を問い、国際放送局局長ら管理職5人を同日付でけん責・減給処分とした。 中嶋太一理事は「受信料で支えられているNHKではあってはならないこと。極めて重く受け止めており、視聴者の皆様におわび申し上げます」と陳謝した。