今回の投稿は前回の続きとなっています。 まだ読まれていない方は、そちらを先にお読みください。 前回までで、経済指標は回復しているが、大半の庶民の所得は減少している事について書きました。 その主な理由は二極化で、テクノロジーの進歩によって新たな富が生まれても、その富の100%以上は一部の人間によって吸い上げられているからです。 この本では、3つのパターンで二極化について説明してあり、その内2つは前回に紹介しました。 最後のケースは、CEOと労働者との関係です。 結論からいえば、このケースでも二極化は起こり、CEOがボロ勝ちとなります。 1990年では、CEOと労働者の所得格差は70倍程度でしたが、現在では300倍にまで拡大しています。 300倍ということは、一般労働者の所得が200万だとした場合、その企業のCEOの所得は6億ということになります。 これらの事から分かることは、二極化は確実に起