ネットのフリーマーケットサービス「メルカリ」で、児童書の読書感想文が出品されている。サービス内で検索すると多数表示され、「夏休みの宿題にどうぞ」「早い者勝ち」の売り文句も。運営会社は「法律や規約に触れないので販売は可」と説明する。 出品されているのは、今夏のアニメ映画「メアリと魔女の花」の原作や、童話の感想文。価格は数百円が多く、「先生に怒られても私は責任を持ちません」と記したものもあった。 メルカリ広報も状況は把握。春休みにも同様の出品があったという。他人の作品を盗用したものなどなら出品を削除するが、それ以外は「コメントする立場にない」としている。 小学生の宿題を親がどう手伝うかを日米比較した京都大の楠見孝教授は「子供の勉強にならない上、親が買って渡すのなら倫理教育上も問題。運営会社も認めないで欲しい」と話す。(長野剛)