<シリア内戦でアサド政権軍による攻撃が激化するアレッポ東部。そこから「バナ」という名の7歳の少女が、英語で世界に発信している。「怖い。私たちのために祈ってください」――> シリア内戦でアサド政権軍による包囲攻撃が続いていた反体制支配地域のアレッポ東部。その北道部に11月26日、政権軍が侵攻した。アレッポは2012年7月に自由シリア軍など反体制武装勢力と政権軍との戦闘が始まって以来、両勢力がせめぎあってきた。今後、政権軍の攻勢によって、アレッポ東部の反体制支配地域が崩壊し、政権軍がアレッポ全体を支配下に置く可能性も強まっている。 政権軍は今年の7月以来、アレッポ東部につながる道路をすべて封鎖して、食料や医薬品などの供給を阻み、包囲攻撃に出た。同時にロシア軍と政権軍が無差別空爆を行い、おびただしい数の民間人の犠牲者が出た。シリアの反体制地域で人命救助活動をするボランティア組織「シリア民間防衛隊
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