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ブックマーク / www.ywad.com (16)

  • 流血の魔術 最強の演技

    流血の魔術 最強の演技 すべてのプロセスはショーである ミスター高橋 / 講談社 / 2001/12/10 ★★★★ 楽しい話がいっぱい 元新日プロレスの名物レフェリー、ミスター高橋の内幕暴露。引退後に作るはずだった警備会社に関する約束を会社側に反故にされたことへの報復と噂されている。タイトルと副題にあるように、新日プロレスの試合がすべてショーであることを明らかにしている。「プロレスは八百長である」という世間の常識からすれば当たり前のことだと思うかもしれないが、(1) マッチメイキングに深くかかわった重要人物による暴露であること、(2) それがインサイダーにしか知り得ない細かい記述によって支えられていること、(3) 「すべて」の試合がショーであると述べていることに重要性がある。 最後の点についてもう少し詳しく述べれば、普通のプロレス・ファンは、プロレスの試合はショーであるとは思ってい

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    cTak 2009/12/20
  • パラサイト・レックス

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    cTak 2009/04/14
    「著者はジャーナリスト。パラサイト(寄生虫、寄生生物)をめぐるさまざまな研究の動向を紹介する本。たまたま続けて読んだドーキンスの『虹の解体』と比較すると、ジャーナリストの立場の有利さを強く感じる」
  • 限りなく人類に近い隣人が教えてくれたこと

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    cTak 2008/12/15
    「言語は手話から始まったのではないかという仮説」
  • 科学者として

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    cTak 2008/12/15
    「予研(感染研)裁判」
  • 北から見直す日本史

    北から見直す日史 上之国勝山館跡と夷王山墳墓群からみえるもの 網野善彦、石井進編著 / 大和書房 / 2001/06/05 ★★★★★ エキサイティング 書の内容の紹介文を、「はじめに」から抜粋して引用しておく。少々長くなるが、非常に良い文章なので。 近年ようやく従来の日歴史の、こうした問題点[引用者註: 中央の「正史」と文字資料の重視]が指摘され、列島内の各地域の独自な歴史性や、それらが複雑にからみ合いつつ織りなしてきた全体的な姿を解明しようとする研究が様々な形で始まってきた。書はその中でも州の北方に拡がる北海道を中心とする北の世界から日史を見直そうとする試みの一つである。具体的には北海道道南の檜山郡上ノ国町にある中世後期の城館勝山館の過去二十年にわたる考古学的発掘の成果を手がかりとしつつ、ひろく北方世界の歴史を明らかにしようとしている。勝山館の概要については、文の最初の

  • 自然科学としての言語学

    自然科学としての言語学 生成文法とは何か 福井直樹 / 大修館書店 / 2001/02/15 ★★★★ 生成文法プロパーによる宣伝の書 著者はアメリカを拠点に活動している生成文法プロパーの研究者。書は、生成文法の現状を論じる文章を集めたもの。技術的な側面については近いうちに概説書を出版する予定があるらしい。 (言語)哲学と同じく言語学においても、日の状況にはアメリカの状況とのずれがあるが(経済学については、従来からの「マル経」と「近経」の対立軸はなくなったようだが、いちおうレギュラシオン経済学というのがある)、言語学については、生成文法が日語を適切に扱えていないという理由から、構造言語学の方が主流になるのは当然であるという風に一般には認識されているものと思う。書はそのような状況に向けてアメリカから発せられた「熱い」であり、言語学という専門分野での対立軸を扱うだけでなく、日のアカ

  • 日本語に主語はいらない

  • コリアン世界の旅

    cTak
    cTak 2008/09/18
  • ダーウィン・ウォーズ

  • 川が死で満ちるとき

  • 西欧の植民地喪失と日本 -wad's

    西欧の植民地喪失と日 オランダ領東インドの消滅と日軍抑留所 Het Oostindisch Kampsyndroom ルディ・カウスブルック / 草思社 / 98/09/10 ★★★★★ オランダの自虐史観か! 素晴らしいエッセイ集 著者の経歴を引用。オランダの著名な評論家、エッセイスト、コラムニスト。1929年にオランダ領東インド(現インドネシア)に生まれ、42年、オランダ軍の降伏により、スマトラ島の日軍民間人抑留所に収容される。46年、オランダ国に引き上げる。 原著の"Het Oostindisch Kampsyndroom"(『オランダ領東インド抑留所シンドローム』)は570ページにわたる自伝的エッセイであるらしい。この訳書は、そのうちの「日人読者向きに選び出した一四節」を訳したものである(うち1節は別の著書『再び生国の土を踏んで』からとったとのこと)。このが(たぶん)1

  • サイエンス・ウォーズ

    サイエンス・ウォーズ 金森修 / 東京大学出版会 / 00/06/30 ★★★★★ これは力作であった アラン・ソーカル(『「知」の欺瞞』)の偽論文事件を、科学者コミュニティと科学論者コミュニティの間で行われている「サイエンス・ウォーズ」のコンテキストの中に位置づけて、その展開を論じるという。著者は科学論者の方に分類される人だが、そのアプローチはかなり穏当で共感を持てる範囲内である。なお、このトピック以外にも、社会構成主義一般、遺伝子研究の倫理、フェミニズム的な科学論、そしてエコロジー(環境保護)運動についての紹介があり、個人的にはこれらの方が面白かった。文献を大量に読んでいる勉強家で、何よりも文章がうまい。著者人の考えをもっと知りたいというフラストレーションがあったけれども、欧米文献紹介としてはきわめてレベルが高いことは間違いない。 なお、「サイエンス・ウォーズ」という言葉を使って

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    cTak 2008/07/26
    金森修『サイエンス・ウォーズ』評
  • ウィトゲンシュタイン

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    cTak 2008/07/17
    「私にとってはウィトゲンシュタインよりも飯田隆の方がずっと重要であるように思える」
  • サカナと日本人

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    cTak 2008/07/13
    「日本人と漁業の関係」
  • 立花隆先生、かなりヘンですよ - wad's

    立花隆先生、かなりヘンですよ 「教養のない東大生」からの挑戦状 谷田和一郎 / 洋泉社 / 2001/12/07 ★★ 世代ギャップを感じた 著者は1976年生まれの、東大文学部を卒業したばかりの人。立花隆の著作のガードの甘いところを指摘する批判。似たに『立花隆の無知蒙昧を衝く』があったが、あちらは(特に後の方が)奇怪だったのに対し、こちらは素直で地道である。 私は書で取り上げられている著作のほとんどを読んでいないのだが、引用されている文章を見ていると、さすがにやばいとは思った。というよりは、そのやばさが90年代に入って立花隆の著作に手を出さなくなった理由の1つなので、書の中心的な主張の1つ、つまり、この人は文系の人の科学の知識の欠如についてさんざん嘆くわりには、穴が多いという批判に異議はない。ただ、これを含めた数々の問題点についてどう思うかという点での彼我の差に「世代間ギャップ」

    cTak
    cTak 2008/07/11
    「立花隆はジャーナリストとしての地位を確保した上で「中年になってから新たな勉強を始めた人」なんである。これは偉いことだと思う」
  • 環境保護運動はどこが間違っているのか?

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    cTak 2008/06/29
    「ボランティア活動をしようとする人は、自分が労働力を無償で(または低価格で)提供することによって、市場の供給側を撹乱しているのだということをつねに意識する必要がある」
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