ソビエト連邦の崩壊につながったクーデター未遂事件から19日で30年になるのに合わせて、当時、大統領だったミハイル・ゴルバチョフ氏(90)が声明を発表しました。みずからが推し進めた改革路線は正しかったとしたうえで、プーチン政権を念頭に、「民主主義的な道こそ唯一正しい道だ」と強調しました。 1991年8月に旧ソビエトで起きたクーデター未遂事件では、当時のゴルバチョフ大統領の改革路線に反対する保守派が、ゴルバチョフ氏を休養先のクリミアで一時軟禁するなどして全権の掌握を企てました。 改革派や市民の抵抗で未遂に終わりましたが、その年、12月のゴルバチョフ氏の辞任と連邦崩壊につながりました。 事件から19日で30年になるのに合わせて、ゴルバチョフ氏は18日付けで声明を発表し、「数千の市民などの勇気のおかげで無鉄砲な試みは失敗に終わった。改革政策のペレストロイカの結果として生まれた民主制度は試練に耐えた
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