「観光バスの運転士になることを決めた時から、業界大手のはとバスで働きたいと思っていました」 4年前、「念願のはとバス」に転職した運転手は採用ホームページでこう夢を語っていた。だが12月4日、38度超の高熱でハンドルを握り、死亡事故を起こしてしまった――。 ◆◆◆ 今年運行70年の「はとバス」は東京観光の代名詞的存在だ。今回の事故は六義園の紅葉観賞と寿司食べ放題のツアー中に起こった。 社会部記者が語る。 「運転手は午前6時40分に出勤し、点呼では『健康状態に異常なし』と申告していた。7時40分から修学旅行の運行業務にあたった後、夕方からツアーを運行。食事後の乗客を迎えに行く途中、西新宿で停車中のハイヤーに追突しました」 路肩で作業していたハイヤー運転手の宮崎昭夫さん(52)が巻き込まれて死亡。逮捕された運転手の森聡一容疑者(37)は、後の検査でインフルエンザに感染していたことが分かった。 一
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