尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で撮影された映像を「sengoku38」のハンドルネームで動画サイトYou Tubeに投稿した元海上保安官の一色正春氏。日本政府が「非公開」としていた映像を一個人がネットで公開したとして一躍有名になった一色氏が2011年2月14日、東京・有楽町の外国人特派員協会で事件後初めて記者会見を行った。 石原慎太郎・東京都知事も参加した記者会見で、一色氏は「我々国民は、本当の情報を誰が流して誰が流さないのか、ということに気づきはじめている」と発言。国内メディアだけではなく、海外メディアの力も加わることで、日本国民の求める「真実」が明らかになることを望んだ。 ニュース専門のインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』で生中継された記者会見は一色氏のスピーチで始まり、質疑応答に移った。一色氏は、海上保安庁に入るまでの経緯や衝突事故、領土問題に触れたのち、会場に集まった外