NECは16日、経営改善のため予定していた希望退職者募集を7月に実施すると発表した。携帯電話事業などの収益悪化を受けて公表した、1万人規模の人員削減計画の一環。募集人数は定めていないが、2千人弱になる見込み。 対象者は、NEC本体とグループ会社の携帯電話やハードウエア事業などに携わる40歳以上の従業員。通常の退職金に加え特別加算金も支給する。7月17日から31日まで希望者を募り、9月28日に退職する。 NECは今年1月、非正規社員を含めた人員削減で、年間400億円のコストを削減すると表明。対象者のうち国内外のグループ社員は約5千人で、4月末までに国内は約250人、海外で約2700人が退職したという。