徳島県は26日、地方公務員法が規定する職務専念義務に違反するとして、無断欠勤を繰り返していた東部県土整備局吉野川庁舎の中倉章仁・技術主任(44)を懲戒免職にした。黙認していた同僚や監督責任があった上司ら10人も減給や戒告などの処分にした 県人事課によると、技術主任は道路や河川などのパトロールを担当する運転手。05年度から約4年間、週1回2時間の頻度で、無断で職場を離れたり早退を繰り返していた。今年1月、内部通報を受けて調べていたところ、県南に釣りに行くため無断欠勤した事実を現認した。勤務時間中に釣り道具を手入れしたり、帰宅もしており、同僚2人に指示して、業務日誌や出勤簿などに虚偽の記載をさせていたという。 また、遅刻を続けていた防災センター所長(59)=消防学校長兼務=も同日付で減給1月(10分の1)の懲戒処分、上司2人も文書訓告または口頭注意とした。県監察局に寄せられた匿名の通報で発